シネマトゥデイより
トラック運転手のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、マフィアのボスであるラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)と知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)を紹介される。やがてフランクはジミーの右腕に上り詰めるが、ジミーの権力に陰りが見え始める。

今年最後の作品はロバート・デ・ニーロ主演の『アイリッシュマン』になりました。ずっと映画館で観たかったのですがいつも満席。初めてNetflixで観ました。

デ・ニーロ演じるフランクが自分の過去を振り返りながら進んでいくという3時間半という長時間の作品です。

マーティン・スコセッシ監督とデ・ニーロのコンビなのでコテコテのマフィアものと思いきや、残酷なシーンはあまりなく、ヒットマンとして人生の大半を過ごしたフランクの心模様を絶妙に描いた内容となっています。

家でNetflixで観ているので少し集中できないこともありましたが、それでもデ・ニーロとアル・パチーノ、ジョー・ペシの演技にグイグイ引き込まれていきます。フランクがジミーを殺害する際の感情なんて、さすがデ・ニーロと言いたくなる表現力です。

あと、個人的にはマフィアのボスであるラッセルを演じるジョー・ペシの存在感が素敵でした。まさにいぶし銀。言葉を発せずとも凄みを発しておりストーリーのしっかりした軸となっていました。

最後にいい作品を観ました。でもやっぱり映画館で観たかったです。Netflixは新しい映画を観る形態かもしれませんが、僕は集中して観れる映画館派であることを実感しました。

総評は星4つで!
★★★★☆