シネマトゥデイより
野良猫だったナナは交通事故に遭ってしまい、猫好きの人のいい青年・悟(福士蒼汰)に救われる。その後5年間、ナナは家猫として悟と仲良く暮らしてきたが、ある事情から彼は愛猫を手放す決意を固める。そして新たな飼い主を見つけるため、彼らは悟の親友や初恋の相手などを訪ねる旅に出る。

福士蒼汰主演で、新しい飼い主を探すため、日本全国を旅する主人公と彼の愛猫の姿を描写したロードムービーです。

感動する映画が観たくてあえて行きましたが、しっかりと泣かせていただきました。ロードムービーなので、各地でそれぞれストーリーがあり、どのストーリーも先が読めるのですが、それでも感動してしまう…そんな作品です。ただ主人公悟の生い立ちは少し悲し過ぎるかな…

僕は犬派人間ですが、この作品を見ると猫もいいなあなんて思ってしまいます。猫独特の飼主に束縛されない上から目線の気持ちがうまく描かれています。主人公の猫ナナの声を担当している高畑充希のナレーションもいい感じ。

そして福士蒼汰演じる悟とナナの信頼関係が素敵です。ペットを飼っているひとはみんな思っていると思いますが、この作品をみるとペットが家族の一員であることを実感します。うちのワンコも飼主に対していろいろ思ってるのかな〜

俳優陣では広瀬アリスの演技が素晴らしかったです。このひとは朝ドラでもそうでしたが微妙な感情を表現するのが上手い!今回もふたりの好青年に挟まれながらも、現在の夫になったひととの関係を崩さない…そんな微妙なバランスを上手く演じておりました。

この作品ですが、動物好きのひとであれば誰もが共感でき泣ける作品だと思います。満点です。

ちなみに我が家のワンコ小春ちゃん。彼女も同じように飼主のことを思ってくれているのでしょうか…