1970年代のロサンゼルス。シングルファーザーの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)は腕っ節の強い示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)に無理やりコンビを組まされ、行方不明になった少女捜しを手伝うハメに。さらにマーチの13歳の娘ホリー(アンガーリー・ライス)も加わり捜査を進めていくが、簡単に終わるはずだったその仕事は、とある映画にまつわる連続不審死事件、さらには国家を揺るがす陰謀へとつながっていき……。
シネマトゥデイより
観たかったけど、観れないうちにズルズルと上映映画館が少なくなっていた『ナイスガイズ』をようやく観れました。
平日なのに結構お客さんが入ってました。『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング効果でしょうか?
さて映画は暴れん坊の示談屋とさえない私立探偵がコンビを組み、結果的には大事件を解決するというバディーものというとわかりやすいのでしょうか…
ライアン・ゴズリングが『ラ・ラ・ランド』とはまったく違うコミカルな探偵役を演じているのがよかったです。『ラ・ラ・ランド』では男でも惹かれるいい男でしたが、今回はいい男感まるでなしでしたね。演技の幅が広いよい俳優です。
ラッセル・クロウはいつの間にかえらく太くなっちゃいましたね。でも正義感溢れる演技は持ち味を発揮してました。
ストーリーは至ってシンプルで、でも退屈させないスピードもある展開で楽しく観ることができました。いわゆるアメリカンで大味な作品かもしれませんが、エンタメ作品としては、こういう作品が佳作なのかと思いました。
1970年代の時代背景から自動車産業やポルノが問題としてクローズアップされている点や選曲もリアリティがありました。自動車産業を守ろうとする適役のキム・ベイジンガーはトランプへのアンチテーゼなんでしょうかね(苦笑)
あと今日初めて行ったヒューマントラストシネマ渋谷は展示物も手作りで映画愛が感じられるよい映画館です。また行きたい映画館になりました。観てよかったです。