いかん、いかん燃えプロが溜まってきた・・・

今回21号は「草創期の野望、世界最強はIWGPが決める!」です。

どの試合も熱狂した試合ばかり・・・

①長州力VSアンドレ・ザ・ジャイアント
長州コールにいらだつアンドレのしぐさが微妙に長いのですが、当時藤波との抗争で鼻息の荒かった長州に対してアンドレの強さが際立つ試合です。長州の見せ場といえばアンドレをボディスラムになげる場面くらい・・・あとはアンドレがひたすら攻めてあっさり長州をピンフォール・・・人間山脈強しと学校でみんなと語り合った試合です。

②アントニオ・猪木VSハルク・ホーガン
「舌出し事件」「長州乱入」とIWGPでは因縁の1戦なんですが、このときすでにホーガンはWWFのスターになっているんですね・・・ファン心理としてもピンフォール決着はないかなと思ったらリングアウト決着・・・猪木のほんとうに疲れ切った表情が印象的な試合です。場外でホーガンの放つ猪木を肩に担ぎ上げての鉄柱攻撃・・・印象的です。若き日のビンス・マクマホンJrが認定証を読み上げるのもポイントです。

③アントニオ・猪木VSアンドレ・ザ・ジャイアント
猪木は坊主頭・・・不倫かなんかでしたか!?アンドレはすでに峠を越えており、懐かしのワカマツがマネジャーをしています。あの拡声器ほんとうにうるさかったですね・・・近くで使われて耳がビンビンした記憶があります。この試合のハイライトは腕固めで猪木がアンドレから初めてギブアップを奪うシーンです。落日の闘魂ですが、鮮烈な記憶があります。

④アントニオ・猪木VSディック・マードック
狂犬マードック・・・好きでした。猪木や藤波をして一番プロレスがうまかったレスラーでしょう!仔牛の焼印押しは今は天山の技ですが元祖はマードックです。この試合は藤波・前田が壮絶な試合で負傷してしまい、マードックが決勝にあがってきた試合でした。ファンは猪木と前田、藤波を望んでいたのですが・・・でもそんな失望を吹き飛ばす名勝負でした・・・マードックよかったな・・・

⑤アントニオ・猪木VSマサ斎藤
試合は斎藤が監獄固めで押しまくり、猪木が押されまくりなんですが、なぜか最後体を反転させてのボディシザーズで猪木が勝ってしまうのです。ファンはポカーンなんですがその瞬間、長州がリングインして、前田と藤波を呼び寄せナウリーダーズを結成するのです。前田の「ごちゃごちゃ言わんと、誰が強いか決めたらええんや」の名言が爆発する試合です。ファンはめちゃめちゃ期待したんですが案外短期で終わってしますんですよね・・・

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