先日の台湾旅行の飛行機の中で2本の映画を観ました。

「アーティスト」と「麒麟の翼」です。

「アーティスト」はアカデミー賞受賞のこの時代には珍しいサイレント映画。

最初はチャップリン以来久しぶりに観るサイレント映画に対応できない自分がいましたが、次第に慣れてくるとこれが実に味わい深い。

サイレント映画の大スターだった主人公のヴァレンティンと新人女優のベビー。しかし時代は変わりヴァレンティンとベビーの立場が入れ替わるのですが、落ちぶれていく男の哀愁と時代を駆け上る女の華やかさとが実にフランス映画らしくおしゃれにそして細やかに描かれています。

また主人公のペットのワンちゃんもかわいく犬好きはここもポイントかも。

確かにアカデミー賞・・・納得の1本でした。

$なおさんのブログ



「麒麟の翼」は昨日も紹介した東野圭吾作品。

さすがに東野作品。前半旅の疲れで睡魔が襲ってきましたが、次第に引き込まれ最後までしっかり観てしまいました。

ストーリーは最初の思っていた犯人層とはまったく違うところから犯人がでてくるのはちょい反則かなと思いましたが、それはそれでありと思わせるところが東野作品です。

加賀刑事を演じている阿部寛もいいのですが、犯人の父親役の中井貴一が実にすばらしい演技。溝端淳平もいい演技。キャストにも恵まれた映画です。一見の価値有りです。

$なおさんのブログ