「燃えろ！新日本プロレス vol.16」

燃えプロ17号は「覚醒！前田日明～格闘王誕生伝説」です。

前田・・・大好きでした。旧ＵＷＦ、新生ＵＷＦともに大好きで学生ながらお金をためて遠征して観戦にいっていました。それぐらい当時の前田はかっこよかった

ＤＶＤでは5試合を収録。
①前田明VSポール・オンドーフ
この試合は鮮烈でした。前田の凱旋帰国第1戦。セコンドには神様カール・ゴッチがつくほどの力のいれよう。オンドーフも役割をわかっているかのような試合ぶりですが、それ以上に前田に妥協がない。ニールキックやドロップキックをぶちこんでいきます。このころの前田はドロップキックもつかっていたんですね最後は電光石火のダブルリストアームサルトであっけなくピンフォール！！！ＴＶでみていた少年ファンはみんな心を鷲掴みにされたのではないでしょうか

②猪木・ホーガンVS藤波・前田
この頃のホーガンはＩＷＧＰの決勝戦に勝利しまさに絶好調。前田の若さがまだめだつ試合です。でも藤波とのタッグは斬新。ツープラトンの攻撃も新鮮です。最後はホーガンのアックスボンバーに見事に沈む姿がピュアです。

③前田日明VS藤原善明
ＵＷＦ代表決定リーグ戦の決勝です。猪木への挑戦権をかけてＵＷＦ全員が総当りで闘うという当時のＵＷＦファンからは大ブーイングのリーグ戦でした。しかし試合はどの試合もすばらしいもの。この試合もお互い譲らず、最後は前田のスリーパーと藤原の足首固めが同時に決まり、藤原が泡を吹いて落ちたかと思いきや先に前田がギブアップ・・・壮絶な結末でした。

④藤波・木村VS前田・木戸
伝説のキドクラッチという技で前田・木戸組がＩＷＧＰタッグを奪取する試合ですが、それ以上のインパクトが・・・なんと前田のはなつハイキックで木村が一瞬落ちてしまうのです。完全に一時的に意識は飛んでいたと思います。心配そうな藤波・・・前田も一瞬ヤバイという表情をしているのが印象的です。勝った後の「常勝チャンピオンなんてありえない！」といった前田の言葉が僕たちの間ではやりました

⑤前田日明VSドン・ナカヤ・ニールセン
いわずとしれた格闘王誕生の瞬間の試合です。完全に新日本プロレスによる前田潰しがみえみえの１戦で、我々ファンはメインの猪木VSＬ・スピンクスの試合よりもこちらに注目。試合もガチンコの１戦となります。途中ニールセンのパンチで一瞬意識が飛んでしまう場面は注目です。最初はいがみ合いにみえた試合ですがラウンドが進むにつれて闘うものにしかわからない友情のようなものが芽生えていたかのような感じを受けました。最後片エビ固めで前田が勝った瞬間は家で大興奮しました。この試合はビデオに録画して何度も友人と見ました。そして僕は前田信者となったのです。かっこいいぜ～前田。