今号の燃えプロは「長州力まかり通る!維新軍の夜明け」です。まさにジェネレーションばっちしの特集ですグッド!維新軍・・・よかったな~~~~

①前田明vs長州力
新日正規軍vs維新軍の4対4綱引きマッチです。綱引きマッチといっても綱引きするわけちゃいますよニコニコ当日の対戦カードをお互い反対サイドから綱を引き対戦相手が決定するという非常に斬新なアイデア。綱引く瞬間はドキドキしたものです。なかでもこのカードには胸トキメキました。なんといっても当時売り出し中のスパークリングフラッシュ前田と革命戦士長州が対戦するのです。なんとこれが最初で最後のシングルマッチなんですよね・・・若さを前面にがむしゃらにむかう前田とそれを真っ向から受ける長州・・・前田のラウンディングニールキックの角度が素晴らしい!!完全に長州の喉元に食い込んでおります。そして前田の技を受けきった後のリキラリアットが壮絶爆弾前田の体が半回転ぐらいしております。そして最後はサソリ固めへ・・・しかし前田がギブアップをしないメラメラ最後はレフェリーストップという結末・・・前田がさらに好きになった試合でした。

②坂口征二vsアニマル浜口
国際軍団時代の浜口ってあまり好きではありませんでしたが、長州と合体したあとの浜口は大好きでした。この試合も明らかに体格差のある坂口に真っ向からぶつかっていきます。場内は大浜口コール。坂口やりにくかったやろな・・・しかし維新軍の勝利が優先される対抗戦。最後は当時の新日のルールにあった場外のフェンスの外に投げ出したものが反則負けになるというオーバーザフェンスを巧みにいかした浜口の勝利!!!この瞬間会場は浜口に対する大帰れコール。浜口の芸達者振りが垣間見れる試合です。しかし坂口のアトミックドロップ強烈です。

③藤波・前田vs長州・谷津
新日デビュー戦でハンセン・ブッチャーにつぶされた谷津でしたが、維新軍で大ブレーク。この試合は長州との見事ながったいプレーが炸裂します。対する藤波・前田もいい味全開。古館さんがハイジャックパイルドライバー、ハイジャックバックドロップと命名していましたがまさにピッタリのネーミングです。

④猪木・藤波vs斎藤・長州
師匠斎藤と長州のタッグは見ものです。この試合なんとIWGPのシリーズ中に組まれたカードなんですね。長州は翌週になんとアンドレとシングルマッチをおこなっています・・・どんな試合やったかな???試合は見事なタッチワークで完全に維新軍優勢に進みます。この頃の維新軍はとにかく太鼓の乱れ撃ちなど多彩な連携プレーがとにかく多かった。誰のアイデアなんでしょう・・・最後は反則決着になりますが、いい試合です。

⑤アントニオ猪木vs長州力
試合は延々とグラウンドレスリングが続くマラソンマッチ・・・時々試合が動くがまたグラウンドに戻るといういわゆる古き良き新日スタイルがキラリと光る試合です。サソリに耐える猪木のアゴがリングに突き刺さっているのがおもしろいですが、あの耐え方はまた若い前田とは一味違う見せ方です。最後はグランドコブラで勝ってしまうのですが、試合でみせる猪木のジャーマン・・・かっこよかったです。

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