入院中のねこさんが天国に旅立ってました・・・(;;)
婦長さんに確認したところ、
ほんとついさっきだったとのこと。
お顔を見ようとタオルをめくったら、
確かにまだあったかかったです。。。
この仕事をしてると、
やっぱり病院で最期を迎えるコも多く
朝から悲しい気持ちになります。。。
そんな今日は、飼い主様たちにぜひ考えてみてほしいことを書きます。
今回亡くなったのは、4歳の若いネコちゃん。
死因は、腎不全でした。
(腎不全。ふつうは、
年をとったネコちゃんが患う事の多い病気ですが、
今回のコはちょっと状況が特殊でした)
入院する直前に聞いた状況では
「3、4日前から全然ごはん食べないんですよね~」
とのこと。
みなさん、ネコちゃんは絶食ができない動物だって知ってましたか?
(ちなみにワンちゃんは、
健康な時限定で
3日間くらいなら
絶食できるそうです。)
もし知らなかったとしても。
3~4日何も食べない。
ご自分に置き換えて考えてみてください。
そーとーキツイですよ(‐‐;)?
ぞろりは少し前、
胃の不調で5日くらい
ごはんを少ししか食べられなかったとき
マジでしんどかったです(‐‐;)
ぞろりの場合は
少しずづは食べれてたから持ったものの・・・
4日間飲まず食わず。
ぞろりなら、耐えられません(‐‐;)
そんな状態で2日間放置されようものなら、
まず間違いなく誰かに助けを求めていると思います。
ですが、動物は言葉を話すことができません。
しんどくて
気持ち悪くて
鳴くことくらいしかできない状況でも
ただひたすら
飼い主さんに気づいてもらえるまで
待つことしかできないのです。
ネコに限らず、動物は
弱っている姿を敵に見せてると
襲われたりする危険性がでてくるので
自分の中で体力が持つ限り
ギリギリまで我慢して
平生を装います。
そうして、
ついに隠し切れなくなるくらい
体力がなくなったときに
はじめて
普段とあきらかに違う様子になります。
ぐったりしたりとかね。
そんな状態になって初めて
動物病院に連れてこられる飼い主さんは
非常に多いです。
既往症に加えて、
合併症まで出ている場合
何が始まりだったのか
まったくわからない状態で、
手さぐりでの検査、治療
ということも少なくありません。
ワンちゃんやネコちゃんは
自分の症状はしゃべれないので
獣医師や看護師は、
飼い主さんからの情報を元に
今後の検査や治療の方針を
決めていくしかないのです。
それには、普段の健康な時の
動物病院での様子や
体重、熱、心音なども
重要な判断材料になります。
だから
動物病院はかかりつけに
うるさいんですよ。
難しい現場だと、
つくづく思い知らされます。
もっとはやく連れてきてくれてたら
助かったかもしれない命も
たくさん見てきました。
だから、
ぞろり達の目指す動物看護士とは
小さなことでも
気になったことはなんでも
気軽に相談できる看護士さん。
電話でもいいし
散歩のついでに寄ってもらってもいいし
とにかく、
獣医さんには直接聞きにくいことでも
なんでも聞いてもらっていいんです。
それが、病気の早期発見にも
つながると思うから。
飼い主様にお願いしたいのは
信頼できる動物看護士や獣医さんを見つけて
どんなちいさなことでも
おかしいかなと思ったら
まず相談してもらうこと!!
それだけで、
言葉をはなすことができない
大切な家族の健康が
保たれる秘訣になることを
覚えておいていただければ
うれしいと思います。
それでは、また午後も
仕事がんばってきます!!