ぞろりの病院の患者さんで、病気と闘っている1匹のコーギーちゃんがいました。
ぞろりのお家のすぐ目の前に住んでいたコで、我が家の愛犬、ジャッキーのお友達でもありました。
3月中頃から別の症状で何度か通院していましたが、GW頃から食欲不信や元気のなさを訴えはじめ、肝臓に疾患がある事がわかったのですが…
日に日に症状は悪化する一方…。
原因を突き止めるためにCTでの検査を受けたのは、つい昨日のことでした。
…結果は、腫瘍の全身転移。
座薬の痛み止めを処方してもらったのですが、今日はぞろりの病院は休診日のため、
「もし出来なかったり、変わったことがあったらピンポンしてもいぃ
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と言われていました。
座薬入れるとしても1日1回夕方だし、
今日はばぁばの通院の日だけど、頑張って早く帰ろーと、朝支度をしていた時に、
「ピンポーン」
朝早いけど、まさか…
やはり、お向かいのお母さん。
慌ててお宅にお邪魔した時には、彼女は最後の一息を終えたところでした…。
まだ、我が家のジャッキーよりも、4才も年下。
この前まで、診察台の上でいつものようにガウガウ怒ってたのに…
あまりに早く訪れたお別れに、ぞろりもとてもショックを受けました。
動物病院に勤めはじめてから8年。
たくさんのお別れも経験してきましたが、その中でも、病気がわかってからお別れまでの時間がとても短かったケースでした。
飼い主さんは、大変辛い思いをされていると思いますが…
それでも、
「なおちゃんがいてくれてよかった。私らじゃ亡くなってるのかどうかも判断がつかなくてね
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朝早くから来てくれて、ほんとありがとね。」
と言っていただきました。
今回は何もしてあげられませんでしたが、それでも、飼い主さんにとって、ぞろりの存在が少しでも支えになっていた事は、動物看護師として誇らしく思いました。
お別れはとてもさみしいですが、これからも、飼い主さんにとって支えになれるような動物看護師である為に、日々がんばっていこうと改めて思いました。
よくぞろりが帰ってきた時に散歩に出掛けていた、コーギーなのにしっぽのあるみるくちゃん。声をかければ必ずしっぽを振って寄ってきてくれました。
病院ではガウガウ、強気な女の子。院内では、ぞろりにだけは触らせてくれました。
ジャッキーが年をとって、ガツガツ寄っていかなくなってからは、やっとご挨拶をしてくれるようになりました。
仲良くしてくれて、ありがとね。
明日からも、お仕事がんばります
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