中日新聞の朝刊(2012.8.17.金曜日付)に『図書館でぐずる』という
投稿に読者から多くの反響があり、たくさんの寄せられた声が
掲載されていました。
1歳半の息子が図書館で泣き、注意を受けたと言う母親からの
相談に対し、「静かにする場所なので、泣いたらすぐ退出すべきだ」
という意見が多い一方で「私も注意され、泣きたいくらいだったが、
それで行くことをやめてはもったいない」という声も寄せられた
そうです。
私も後者側の意見に賛成です!
うちの娘2人も1度注意して静かになるようなできた子ではないので
昔から、どこへ連れて行っても目立つし恥ずかしい思いもしました。
目立つことで逆に得したこともありますよ。
私も図書館が大好きだったので、長女が生まれたら
生後2ヶ月くらいから散歩がてら図書館へ出かけました。
そんな小さなうちから連れていたので、周りの人も変わリ者を
見るように声をかけてきたことがありました。
50代くらいのおばさんが「その子、いくつくらいね?」
私が「生後6ヶ月です。」と答えると
「はぁ~?そんな本なんて、まだ分からんやろ!」
なんて言われてカチン!ときたこともあったし、
地元の図書館に連れて行って
「うるさい!」
と注意もされた。
それでも、私は連れて行くことをやめませんでした。
いつしか顔も覚えられて行けば
「また来たね!」
と図書館の人たちから挨拶してくるようになり
多少、うるさくても我慢してくれるようになって
そんな長居することないと分かってくれて
私たちが本を借りに来たら子どもたちの面倒を見てくれる
ようになって、いっぱい話しかけてきてくれて
「図書館のおじちゃん」
と娘たちも覚えて背中をみると追いかけていくようになり
最後は仲良くなってしまったんです。
小さい子は、やっぱり走り回るし、おしゃべりもする。
おじさんは、うちの子に
「あの子に『静かにして!』って言ってくれる?」
頼んでくることもあり、子供同士なので
当たり障りが無いのか親御さんも「あっ、ごめんね~!」
と和やかなムードが漂う図書館になりました。
それから、ずっと今も通い続けている図書館です。
図書館は何度も訪ねて利用すれば自分にあった場所に変わると
思います。
ここまでの話は私自身の経験でしたが
今度は新聞に戻って話したいと思います。
東京都杉並区の図書館では、昨年8月から
あかちゃんタイムを開始して
乳幼児連れの利用に理解を求める時間帯とし
毎週火曜日の午前10時半~正午まで
ボランティアが2人、絵本を読んだり、保護者に話しかけたり。
保護者がトイレに行く程度の時間なら預かることもあるそうです。
こんな支援があれば本当に嬉しいですよね。
どんどん広がっていって欲しいなと思いました。