絵本とは何か (エディター叢書 6)
絵本とは何か (エディター叢書 6) 松居 直

日本エディタースクール出版部 1973-12
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私が、「絵本」を読むようになったのは


子どもが生まれてから、よく読むようになりました。


絵本のことを取り上げた本もよく手に取るようになって


中には、絵本との出会いは人生のうちで


幼少の頃と親になった頃と孫が生まれた頃と


大きな絵本との出会いが3度あると何かの本で読みました。


私も幼少の頃、絵本と全く無縁ということはありません。


ちゃんと幼稚園の先生が『ぐるんぱのようちえん』を


読んで聞かせてくれたこととか、しっかり覚えています。


ただ、あまり読んでもらった記憶がありません。


小学校では、絵本は小さい子が読む本と思って


手に取ることは、ほとんどありませんでした。


絵本が好きになったのは、子どもと読むから楽しくて


ひとりで読んだりするより一緒に読むことが大好きです。


ブログも絵本のことを通して思ったことを書くうちに


絵本をとことん追求したくなり、行き当たったのが


月刊絵本や絵本を日本の子どもたちのために届けた


福音館書店の松居直さんです。


私の記憶にも、やはり月刊絵本こどものともが


深くかかわっています。


2010年には、講演会で実際にお会いして


お話を伺うこともできました。


お子さんには、小6まで本を読んであげたことなど


いろいろなお話を聞かせていただきました。


絵本を読んであげる時、読み手と聞き手を共にして


聞き手は、読み手の気持ちを一生忘れたりすることはない


ことなど「語り手の気持ち表情」の思い出話は印象的でした。


講演会後に松居さんの本を買って帰りました。


この本は、講演会を聞きに来ていた方が本を選んでいる側で


「私、この本読んで参考にしてるのよ。線をたくさん引いてしまったわ~^^;」


と話していたのを聞いて思わず買ってしまいました。


附論で松居さんが読んだニュージーランドの図書館員で


ドロシー・ホワイトという婦人の著書の抜粋を載せていました。


「絵本は、子どもが最初にであう本です。ながい読書生活を通じて


読む本のうちで、いちばんたいせつな本です。その子が


絵本のなかでみつけだすたのしみの量によって、生涯、本好き


になるかどうかがきまるでしょう。だから、絵本こそ、もっとも


美しい本にしなければいけません。画家と作家と編集者と __


そして、おそらく読者とが、協力して、どんな本よりも


千倍もはなやかに、魅了的にしなければ・・・・・・。彫刻や映画と


おなじで、絵本は一つの芸術形式なのです。」


~絵本は本である~