絵本とは何か (エディター叢書 6) | |
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私が、「絵本」を読むようになったのは
子どもが生まれてから、よく読むようになりました。
絵本のことを取り上げた本もよく手に取るようになって
中には、絵本との出会いは人生のうちで
幼少の頃と親になった頃と孫が生まれた頃と
大きな絵本との出会いが3度あると何かの本で読みました。
私も幼少の頃、絵本と全く無縁ということはありません。
ちゃんと幼稚園の先生が『ぐるんぱのようちえん』を
読んで聞かせてくれたこととか、しっかり覚えています。
ただ、あまり読んでもらった記憶がありません。
小学校では、絵本は小さい子が読む本と思って
手に取ることは、ほとんどありませんでした。
絵本が好きになったのは、子どもと読むから楽しくて
ひとりで読んだりするより一緒に読むことが大好きです。
ブログも絵本のことを通して思ったことを書くうちに
絵本をとことん追求したくなり、行き当たったのが
月刊絵本や絵本を日本の子どもたちのために届けた
福音館書店の松居直さんです。
私の記憶にも、やはり月刊絵本こどものともが
深くかかわっています。
2010年には、講演会で実際にお会いして
お話を伺うこともできました。
お子さんには、小6まで本を読んであげたことなど
いろいろなお話を聞かせていただきました。
絵本を読んであげる時、読み手と聞き手を共にして
聞き手は、読み手の気持ちを一生忘れたりすることはない
ことなど「語り手の気持ち表情」の思い出話は印象的でした。
講演会後に松居さんの本を買って帰りました。
この本は、講演会を聞きに来ていた方が本を選んでいる側で
「私、この本読んで参考にしてるのよ。線をたくさん引いてしまったわ~^^;」
と話していたのを聞いて思わず買ってしまいました。
附論で松居さんが読んだニュージーランドの図書館員で
ドロシー・ホワイトという婦人の著書の抜粋を載せていました。
「絵本は、子どもが最初にであう本です。ながい読書生活を通じて
読む本のうちで、いちばんたいせつな本です。その子が
絵本のなかでみつけだすたのしみの量によって、生涯、本好き
になるかどうかがきまるでしょう。だから、絵本こそ、もっとも
美しい本にしなければいけません。画家と作家と編集者と __
そして、おそらく読者とが、協力して、どんな本よりも
千倍もはなやかに、魅了的にしなければ・・・・・・。彫刻や映画と
おなじで、絵本は一つの芸術形式なのです。」
~絵本は本である~