脳を創る読書
脳を創る読書 酒井 邦嘉

実業之日本社 2011-12-17
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『脳を創る読書~なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか~』


作者は言語脳科学を専門とする科学者の方で本を読むことも


教育が与える影響も脳や言語にかかわる問題で


「自分で考え られる」人材を育てることが目標であるそうです。


・読書量が多ければ多いほど、言語能力は鍛えられる


小さいときにあまり本を読まずに、想像力が欠如したまま


大人になってしまうのは恐ろしいことだ。


作者は言います。


ちょっと、ドキッとしました^^;ズバリ、私自身だ・・・


娘たちの通う学校は、1年生から音読の宿題が毎日ある。


次女も先週金曜日に、音読カードをはじめて貰って帰ってきた。


音読の上手な人は読書をよくしている人だと書いてあった。


読む力をつけるために効果的なのは、「多読」と「精読」の両方が


有効で特に、学童期の生徒には一定の基準で


良書を選び、段階別 の多読と精読のプログラムを


デザインすれば、多くの子どもたちの 読む力を


引き上げられるのではないか。


電子書籍、電子教科書と小さいうちから触れることは


悪いことではない。


・紙の本と電子書籍のよさをそれぞれ享受すべき


紙の本はマーキングしたりできて記憶を定着させられる。


古本で他の人のマーキングがついていると調子が狂ってしまい


よくないので教科書を古本で買うことだけは止めたほうがよい。


電子教科書の利点は学習支援がしやすく、個人のレベルに


合わせて指導ができる。


ただし、電子教科書を使うようになったら


考えるための時間、そして表現力を伸ばす時間を多く


とらなくてはならない。


表現力を伸ばす時間とは、実際に 手を動かして文字を


書いたり、絵を描いたり、ものを作るといった


時間のことで、人間的な創造力を身につける大切な機会になる。


こんなことも書いてあった、次女は公文で英語を学習中で


HⅠ教材 のレベルにまでなって未だブロック体で書いている。


確か私がH教材レベルの時には筆記体を利用していたと思う


筆記体の方がずっと楽なのに覚えさせたほうがいいかどうか


疑問に思っていたところ、筆記体はスラスラ書けるけど


字が下手になって乱筆になりそうとも感じていたから


次女は小1だから、まだ無理して覚えさせる必要もないかとも


感じていました。


ところが、この本に筆記体で書くことは基本として


要求される筆記能力なのである。


小学校で英語をやるなら、筆記体 を教えることから


始めて欲しいものであるとあった。


そろそろ教え始めようかと思った次第です^^