- いせ ひでこ
- ルリユールおじさん
とても素敵な絵本に出会いました♪
みなさんは、本が好きですか?大切な本、どうしています?
私は、近頃は、絵本が大好きですが、昔は、万葉集や枕草子、『あさきゆめみし』
世界史に関する本、『ベルばら』など、またグレース・ケリーが好きだったので、
写真集や映画のパンフレットが大切でした。
でも、それらの書物はみんな実家に置いてあって、手元には持っていません。
もう、ホコリまみれになっていて、ボロボロなものも・・・
もっと大事に保管しておけばよかったと思います。
これからは、大好きな絵本を子どもたちが大人になるまで大事にしたいと思います。
今日は、そんな本を大切にする女の子と、
ルリユール(本づくり)おじさんのお話を紹介します。
舞台はパリのとある街。
女の子が、持っていた図鑑をバラバラにしてしまい、
こわれた本はどこへもっていけばいいの?
本屋さんにはあたらしい植物図鑑がいっぱいあった。
でもこの本をなおしたいの。
ある人に「ルリユールのところに行ってごらん。」と言われて
(ルリユールって、本のおいしゃさんみたいな人のこと?)
女の子はさがしました。
そして、女の子は、ルリユールおじさんと出会い
大事な植物図鑑を見せて、
こんなになるまで、よく読んだねえ。
ようし、なんとかしてあげよう。
ルリユールおじさんは、本の修復に取り掛かりました。
女の子は、その側で、木が大好きなことを話し、アカシアの木のことを伝えました。
おじさんの手は、魔法の手?
本が出来上がると、「ARBRES de SOPHIE」-ソフィーの木たち。
本の題が新しくなっていて、アカシアの絵が表紙に生まれ変わり、
金の文字で女の子の名前がきざまれていました。
裏表紙は森の色の紙だった。
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わたしだけの本。
おじさんのつくってくれた本は、二度とこわれることはなかった。
そして私は、植物学の研究者になった。
水彩画で丁寧に描かれた挿絵が素晴らしく、感動的な1冊です。