デビッド マッキー, David McKee, なかがわ ちひろ
せかいでいちばんつよい国


『戦争』

今でも、戦争が続いている国がある。


「平和を願って!」


この8月は、終戦記念の日もあって、戦争について

考えさせられると思います。


私の父と母は、戦争の時代を知る人たちで、

ちょうど小学校1年生の頃のことだったと言います。


だから、2度と「戦争」を繰り返すようなことをしてほしくないという

気持ちから、私達に戦争を知ってもらおうと『戦争映画』を観に

映画館へ連れて行ってくれました。


それは、父と母の気持ちは、よく分かっていたのですが

私は、小学校2,3年生の頃だったので、反対に恐怖になってしまい

夜、眠るのが怖くなってしまって、いつもベッドに入ると


「ミサイルが落ちてくるんじゃないかしら?」とか、

明日になったら、焼け野原になっているんじゃないかしら?」と

恐怖に怯える毎日でした。


そして、朝が来ても、頭はスッキリしなくて、怖い夢を見た後で、

不安なまま学校に通っていました。


私は、今、2人の娘の母親となり、それでは、よくないと思います。

戦争について子どもたちに語り伝えていくなら、

強烈な残酷さを伝えるのは、もっと先で、今は、仲良く平和に暮らしていく

ことを、まず先に伝えていきたいなと思う。


それで、今日、読んだ絵本↑は、ピッタリだと思う。


昔、大きな国がありました。

大きな国の大統領は、いろんな国へ戦争をしにいきました。


どんどん他の国は、征服されて、最後に、小さな国が残りました。

そこで、ひとつ残っていても気分が悪いので、また戦争に行きました。


でも、その小さな国は、兵隊がいなくて戦争ができませんでした。

小さな国の人々は、大きな国の兵隊たちを、お客のように歓迎して

兵隊達は、あちこちの家に泊めてもらうことになりました。


兵隊達は、小さな国の人々から、いろんなことを教えてもらい

冗談を聞いて笑い転げたり、おいしい食事を食べたりして

他にする事もなくて、小さな国の人々の仕事を手伝うようになりました。


そして、大きな国の大統領と兵隊達は・・・


みなさん、是非、ご覧になってください!

そして、大きくなっていく子どもたちに読んであげてください。


「平和な世の中が、やって来ますように!」