こやま 峰子, Michael Grejniec, 豊島 加純, マイケル グレイニエツ
いのちのいろえんぴつ



とよしま かすみちゃん


彼女は、わずか10歳で、脳腫瘍という病気と闘いながら

詩と絵を描き続け、一生懸命に生きました。


そんな かすみちゃんの力強い作品が

載せられています。


かすみちゃんの家庭科の小山美和子先生から送られた

ノートと12色の色鉛筆で、かすみちゃんは、創作します。


病気のために、右手は麻痺し、左手で詩と絵を

ノートに描き続けます。


かすみちゃんは、10歳だもの、子どもらしい詩がひとつ

ありました。


「雲の上に乗りたい!」という思いが綴られていました。


この絵本は、私も大好きな絵本作家さんのマイケル・グレイニエツ

挿絵に、かすみちゃんの病気のことや、パパやママが

心配している様子を描いています。


命の尊さを強く感じる1冊です。


読んでいると胸に突き刺さるものがあり、

辛い気持ちにもなってしまうけれど、

かすみちゃんの分まで強く生きていこうと感じさせられました。