- 片山 健
- きはなんにもいわないの
ほのぼのとした温かい雰囲気の絵本!
すーくんは、パパに『木になって!』と頼みます。
すると、パパは本当に、木に変身!?します。
すーくんは、パパの木に、登ってみようとします!
最初は、なかなか うまく上れなくて、どうやって登ったらいいのか
パパに聞いてみますが・・・(木は なんにも いわないの。)
そこで、ひとりで登ってみようと頑張ってみます。
太い枝に足をかけて、立ってみることに成功しました!
高くて気持ちも、いいです!
すーくんは、木に集まってくる者たちが、いっぱいなことに
気がつきます。そして、『木は なにも いわないの。』
まるで木は、ひろい心でうけとめてくれるような存在感を感じます。
(シェル・シルヴァスタインの『おおきな木』 を思わせる絵本です。)→記事はこちら
すーくんが木から下りると、木は、パパにもどっていました。
今どきの子育ては、パパもママのように育児に関わる家庭が増えてきました。
そんな、パパが子どもと向き合う時の関わり方を教えてくれるような絵本だと
思いました。木のように、何も言わなくても、側にいて、ホッとできる
寛大なパパの存在を描いているような心温まるお話です。