ティム・バートン, 永田 ミミ子
ティム・バートンナイトメアー・ビフォア・クリスマス

空さんのブログ で見た絵本。とてもおもしろくて、

最後はちょっと、涙の絵本でした。


ハロウィーンランドのジャック(↑サンタの隣にいる骸骨くん)は

人を脅かすことに飽きてしまって、

ハロウィーンランドをさまよいます。


ある時、3つの不思議な扉を見つけます。

そのうちのひとつに入ると、そこはクリスマスタウン。


ジャックはハロウィーンランドの仲間に

この国のことを教えたくて

うそつきと言われないように

証拠の品を持ち帰ることにしました。


サンタの絵やクリスマスツリーのかざりつけや

てっぺんの星、雪も両手にいっぱい持って・・・


ハロウィーンランドに帰ると

「人を喜ばすことがしたい」と思うようになり、

今年は自分がサンタになり、サンタと役割を交代する

計画を立てます。


頑張ってクリスマスの夜、

骸骨のトナカイが棺おけのそりをひいて

プレゼントを配って回ります。

そのプレゼントがまた・・・・・・。


うまくいったと思ったけれど、残念ながら町の人から

歓迎されることなく、ハロウィーンランドに戻ります。


墓場で泣いていると、サンタさんがよく頑張ったと褒めてくれます。

でもジャックには

「ハロウィーンランドにいるときが、一番、輝いている。」と

サンタさんは「メリー・クリスマス」の言葉を残して

遠い空へと消えていった。


ちょっと、不気味な感じの絵本だったけど、

ジャックが本当にみんなを喜ばせたいと頑張る

熱い思いが、

心に響く絵本でした。