ユリ シュルヴィッツ, Uri Shulevitz, さくま ゆみこ
ぼくとくまさん

くま好きな娘に この1冊。

ユリ シュルヴィッツ といえば


ユリー・シュルヴィッツ, 瀬田 貞二
よあけ


この絵本が有名ですが、

この「ぼくとくまさん」はデビュー作なのだそうです。


絵はとても繊細で静かな時間が流れるような雰囲気で読めます。


ぼくのへやには

なんでもあります。


自分だけの おひさまや おつきさま おほしさま ・・・

おもちゃの へいたい きしゃ あやつりにんぎょう ・・・


でも、くまさんがいないことに気が付いて

あちこち探して見ます。すると くまさんが「ここにいるよ!」と

顔を出します。


「どうして かくれてたの?」と聞くと

「だって、ぼくのこと もう わすれちゃって、ちっとも あそんでくれないんだもの」


見つかって喜ぶ おとこのこは

ギューっと くまさんを だきしめます。

そして、自分だけの おつきさまも おほしさまも くまさんに わけてあげます。

いつまでもずっと なかよしの おともだちだからねと誓います。


娘はたくさんの ぬいぐるみや お人形を持っていて

その時その時、好きなものを ひとつ、

とても大事にします。

その間、他のものたちは 忘れられたかのように

おもちゃ箱に 眠っています。


この絵本を読んで、他のものたちの事を思い出して

大事にして欲しいなあと思います。