みんなと笑顔での再会!とはいかなかったけど
その日の夜

「卒業式ってほんと疲れる行事だったわ。でも、行って良かった。
ひと言も言って良かった、言ってなかったら多分ずっと後悔したと思う」
と息子自ら話してくれました。

私は、
行けるかどうか判断に迷った最後の最後まで
"皆と同じ日に卒業してほしい"
と心の中で願っていたけど
95%くらいは
無理だろう…と思ってました。
諦める覚悟をしようと何度も思いました。
でも、やっぱり難しかった。

一度は退院し、
人知れず学校に戻る苦労を沢山経験した。
思うように体力も戻らずに
みんなと比べては、もどかしさに押しつぶされて学校に行きたくないという時もあった。
それでも、ゆっくり少しずつ
みんなと過ごしてくうちに
自分の居場所を見つけて
仲間と何かをする楽しさや喜びを
見出したり感じたりすることができるようになって
仲間との時間が
一番大切なものに変わっていった。
再発がわかったのは
ほんとにそんな軌道に乗り始めた矢先だったから…

再入院がわかった時には
みんなに、必ず戻ってきてと送りだしてもらった。
息子もまたみんなの元に戻る、それを頑張る糧にしていたから、
絶対に絶対に
叶えさせてやりたかった。
ただただ、今の学校の仲間と過ごす時間をもう一度だけ過ごさせてやりたかった。
だから、卒業式にはこだわってた。

そして、息子がもし
卒業式に行かなければ
私は他の誰の卒業も心から祝福などできなかったと思う。
恥ずかしながらそれが本音。

願いが叶った1日でした。
息子の気持ちに後悔が残らなかったことがほんとに良かった。

息子は、卒業式に行った事で
プレッシャーからも解放されて
気持ちがスーッと軽くなったみたいで
その日から少しずつ食欲が戻ってきてます。

ただ、まだまだ
鬱っぽさは解消されたわけではなく
今も無気力、無表情な部分は続いています。
児童精神の先生には、うつ状態、と言われました。

また、腹痛とも闘っています。
痛み止め点滴を減らすことや
やめていくことの不安は未だに強くあり
腹痛がネックになり
自宅へ外泊するのも躊躇してる状態。

まだしばらくは
今の状況に変化を起こすことは難しそうです。

体が元気にならないと心も元気にならない。
心が元気にならないと体も元気にならない。
今は、そのどちらかを快方に向かわせる取っ掛かりすら見えないですが、
やる時はやってくれる男なので
焦らずにしばらくそっと見守りたいと思います。


*うまく文章をまとめられず長々と失礼致しました^^;

いつも読んで下さり、心からありがとうございます。