あの日 | 古橋 直子のうれしたのしブログ

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音楽、旅、趣味、日々の生活の中で感じたことを、素直に表現し伝えていく
Naoちゃんのうれしたのしブログ。

元日に起こった『能登半島地震』。

 

 

 

私たちも2011年の「東日本大震災」で被災し

その中で いろいろなことを経験し

学ばせていただきました。

 

 

 

震度6強 でした。

 

地震後、すぐに外へ出たので 撮った写真はこれだけ。

 

 

その後 すぐに私と主人の実家の両親の様子を見に行き

無事を確認しましたが

私の実家の塀は 崩れ落ちていました。

 

 

実家から自宅へ帰る 

たった15分の距離が、国道は渋滞でまったく動かず

なんと4時間半かかりました。 

 

たった15分の距離 が 4時間半 です。

歩いた方が早かったですが

車を放置することも出来ず。。

 

 

 

ライフライン(電気・ガス・水道)は すべて遮断され

温かいものを食べることも出来ず

石油ストーブがあれば、、と痛感しました。

(プロパンガスの家は問題なかったようです)

 

その日は

バナナとチョコレートで過ごしましたが

とにかく、暗くて、寒い。

 

5分おきに余震があるため 眠ることもできず

いつでも逃げられるように 鞄を脇に置き

服を着たまま寝ていたのを記憶しています。

 

 

翌日、給水車が来ましたが

いただけたのは 5リットルの水。

 

バスタブに水を溜めておいたのは正解でした。

 

 

また

有難いことに 

実家に石油ストーブが2つあったため

その1つを持ってきてくれて

お湯を沸かすことができ

カップヌードルをいただくことができました。

 

 

温かいもの をいただけることに

ただただ感謝でした。

 

 

そして

群馬県から停電の中

道路が陥没したりしている中

支援物資をわざわざ届けて下さったご夫妻のことは今も忘れません。

 

 

 

被災して4日目

 

やっと 電気が復旧。

 

 

 

 

 

また 

 

ガソリンを入れるのも大変でした。

 

何時間も待って 何ℓだったか・・

ほんの少ししか入れることが出来ませんでした。

 

そして

今お世話になっているガソリンスタンドは

どこのスタンドも渋滞や規制で

ガソリンがなかなか入れられなかった中

他のガソリンスタンドよりも多くガソリンを入れることができ

本当に助けられました。

震災後は 今もずっと そのガソリンスタンドでガソリンを入れています。

 

 

また

のぶち がガソリンを届けてくれたのを思い出します。

有難うございました。

 

 

 

 

近くのスーパーマーケットでは

翌日には、停電の中、レジの方が電卓で計算しながら 

皆、きちんと並んで

食材や日用品を購入することができました。

 

 

この方たちも きっと 被災しているはず。

それなのに 翌日には店をオープンし

停電の中、一丸となって仕事をして下さった。

 

その御恩

忘れません。

 

現在も なるべくそのスーパーで買うようにしています。

 

 

 

また

スペイン人の生徒を 数日間 我が家で預かり

数日後 ギリギリのガソリンで

なんとか石岡の友人宅へ。

 

友人宅へ1泊させていただき(有難うございました。)

友人宅から近いガソリンスタンドでガソリンを入れ

無事、スペイン人の生徒を つくばまで送り届けることができました。

 

 

水道が復旧したのは10日後でした。

 

 

 

そして

 

 

お隣の県

福島第一原発の事故の 放射能の影響・・

 

 

これが

多くの人が 1番不安に感じていることでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

いざ ライフラインがストップしたら

 

大切なのは

 

 

 

 

『人』と つながり

 

そして

 

『昔からあるモノ』

 

 

と思います。

 

 

 

 

 

多くの人に

助けていただきました。

 

 

 

そして

 

助けられたのは

昔からあるものばかりでした。

 

 

石油ストーブ

卓上コンロ

カイロ

ライター・マッチ

ノート・鉛筆・ボールペンなどの筆記用具

備蓄食材・飲み物

電池

懐中電灯・キャンドル等

 

 

バスタブの水は抜かず 溜めておく

(トイレの水用)

 

 

 

 

スマホ は

 

充電することができなかったため

電気が復旧するまで使えませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

そういった経験から

 

今だから 

 

わかること

 

感じること

 

 

があります。

 

 

 

次に綴らせていただきたいと思います。