朝、起きた時から
両方のチチに、じゅくじゅくピリピリという痛みがあり
同僚のミホちゃんに相談したら・・・
と、言われて初めて
「おかかの生理は〝超不順〟だけど、今回の生理はいつも以上に遅れているかも！」
と、気付き・・・・
同僚の工藤ちゃんに付き合ってもらって
〝妊娠検査薬〟を購入し
そして、帰宅したおかかは・・・
・・・しばらく玄関で放心した後に・・・・
意を決して
トイレへ駆け込みました・・・・
妊娠検査薬のパッケージにかかれている
〝四角い窓に赤い縦線が入ったら、妊娠している〟
〝入らなかったら、妊娠していない！〟
という情報を頭に叩き込みました
・・・この時
〝マーシーが帰宅してから、検査薬を使おう！〟なんて考えは1ミリもありませんでした
1分1秒でも早く、おかかは答えを知りたかったのです
それは、不安でも恐れでも無く・・・・
おかかは、心の底から、ワクワクしていたのです
―――震える手で、妊娠検査薬の箱を開け
袋を破り
検査薬のキャップを外し
そして慎重に
検査薬の先端に、おしっこをしみ込ませます
そして外していたキャップをはめ直し
検査薬を平らな場所に置きます
1分後には、結果が出る！と、パッケージに書いてあるので
おかかはその間に、パンツとキュロットスカートを履こうと思い
便器から立ち上がりました
―――その時です
まだ、1分経っていないというのに
妊娠検査薬の四角い窓に
真っ赤な縦線が、くっきりと表れているのに気が付きました・・・・
そして、四角い窓の隣の丸い窓にも
うっすらと縦線が入り始め
段々と濃くなり
最後には、四角い窓と丸い窓の両方に
クッキリとした赤い線が、現れたのです
――――結果は、〝陽性〟でした
陽性ということは、〝妊娠している〟という事です
トイレの窓から入る、夕日の明かりに包まれて
おかかは、驚きと共に
大きな
大きな幸福感に
包まれていました
この時のおかかは、18歳と5ヶ月
世間から見れば〝早すぎる妊娠〟なのかもしれません
しかしおかかには、その認識はありませんでした
なぜなら、オカンがおかかを産んだのが、二十歳になった3週間後で・・・
オカンは、年齢的には若かったけど
娘のおかかにとっては、オカンはちゃんと〝お母さん〟だったのです
どのお友達のママよりも
一番若くて、一番綺麗な、おかかのママ
掃除も料理も色んな事が苦手で、不器用なママだけど
子供の頃のおかかには、他のどのママよりも
オカンがキラキラして見えていたのです
だからおかかは、子供の頃から漠然と・・・
『自分も若いうちにママになるんだろうなぁ～』と、思っていました
「若いうちにママになりたい！」と、願っていたわけではありませんが
ただただ漠然と
「そうなるんだろうなぁ～」と、かなり幼い頃から、そう思っていたのです
そして、その漠然と思っていたことが
思っていたよりも少しだけ早く、現実に起こりました
おかかは、とても興奮していました
しかし！
しかしです！！
〝妊娠〟とは、〝出産〟とは！
〝子供を産み、育てる〟という事は！
おかかだけの問題ではありません
〝陽性〟の線がくっきりとあらわれた妊娠検査薬を握りしめて・・・
あと、1時間後には帰宅するであろうマーシーに
この事態を、どう話すか・・・・
そして、どんな反応が返ってくるのか・・・
全く、想像が出来なくて
おかかは、便器に座ったまま
動けずにいるのでした・・・・・
●ぼちぼちおかかの日本一出来損ないのおっぱい●
🌟第23話🌟
妊娠検査薬で、陽性！
おわり♡
動画バージョンも是非♡
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