右チチに出来た謎のゴリゴリを、総合病院の外科で診て貰ったおかかですが
マンモグラフィーで、チチごとゴリゴリを潰されたことと
注射器の針が、直接ゴリゴリの細胞を抜き取ったことで
ゴリゴリは今まで以上に熱を発し、ガンガンと痛んでいました
病院の帰りに行ったラーメン屋さんでは、箸を持つのも困難なくらい激しく痛み
元々猫背なおかかは、更に背中を丸くしてラーメンをすすりました
しかしラーメンを食べ終えてから、処方された痛みどめを飲むと、まるで魔法の様に痛みが引いていきました
薬さえ飲めば、痛みは気にならなくなるので、おかかは翌日から仕事に行きました
薬のおかげで、仕事に行って、買い物をして、ご飯を作る!という、普通の日々を送ることが出来ましたが
おかかの頭の中には常に、これから先の不安がよぎり・・・
ゴリゴリの検査結果によって、この日常が続くのか、それとも終わってしまうのか・・・
何をしてても、考えてしまうのです
ゴリゴリの正体は、乳がんなのか?
マーシーとの暮らしはどうなるのか?
お金はどのくらいかかるのか?
考えてもわからない事ばかりなのに、考え出すと止まりません
この生活を失いたくないし、まだ死にたくありません
数日後には病院に行き、検査の結果を聞くことになりますが
・・・・行きたくありませんでした
一日が、もっと長ければいいのに・・・と思っても
あっという間に一週間が経ち、検査結果を聞く日になりました
今回は、マーシーは仕事が休めなかったので、朝、地下鉄の駅まで送ってもらい、一人で地下鉄に乗って総合病院まで行くことになりました
外科の待合には、また沢山の人が居ましたが、今回は予約をしていたのですぐに名前を呼ばれました
診察室の扉を開けると、先週おかかのチチをこねくり回して、針をぶっ刺した先生が、不気味な笑みを浮かべていました
ニコニコ笑いながら、カルテをチラチラと見る先生が
と、おかかの重くて暗い緊張具合とは正反対の軽さで、ゴリゴリの検査結果を発表し始めたので・・・
おかかはとっさに
と思い、ががーんとショックを受けていました
ぐっしょりと汗をかきながら、心の中で神様に向かって叫びました
そんなおかかに、先生が、言いました
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・
(しこりが、脂肪のかたまり・・・・・・?)
(がんじゃなくて・・・・脂肪の塊・・・・・?)
おかかは先生が何を言っているのか、よくわかりませんでした
「はいはい」と、返事をしながらも、頭の中はハテナでいっぱいでした
脂肪のかたまりとは一体、なんなんだ?
脂肪が、こんなに固くなるのか?丸くなるのか?
何で、チチで脂肪が固まるの?
何で何で何で・・・・
チチは、脂肪で出来ている!
固まって、カッチカチになるほど脂肪があるなら、なぜ普通にチチの一部にならなかったのか・・・・
フラフラと診察室を出て、待合の隅っこに行って、そっとシコリを触りました
治療は必要無いと、何もしなくていいと、言われました
それは、この一週間、おかかがずっと、望んでいた、結果でした
――――――右チチにできた、ゴリゴリの正体は
まさかの、脂肪のかたまりだったという・・・
あまりにも予想外だった結果に
おかかは
夢の中に居るような感覚に、包まれるのでした・・・
●ぼちぼちおかかの日本一出来損ないのおっぱい●
🌟第19話🌟
ゴリゴリの正体!
おわり♡
動画バージョンも是非♡
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