様々な要因が重なって、マンモグラフィー中に、失神してしまったおかかですが・・・
割と直ぐに、気が付きました
・・・・しかし、脇から強烈な香りを放っている看護師さんが、「大丈夫?大丈夫?」と言いながら、背中をさすって下さるので
意図せず、吐き気がこみ上げてきました
おかかが、「吐く・・・・・」と訴えると
看護師さんがすかさず容器を顎の下に差し出してくれて
おかかは、嘔吐しました
その様子に、看護師さんは
「おかかさん、今日はもうやめておこうか・・・」
「これ以上、無理よねぇ・・・?」
と、心配そうに問いかけてくれました
しかしおかかは、呼吸を整えてから
「大丈夫です!やります!」
と、言い切りました
このままやめたいのは山々でしたが、それ以上に、先ほどまでの痛みに耐えた時間を、無駄にしたくなかったのです
そしてまた後日、同じことを繰り返すのも、嫌だったのです
おかかの決意を聞き、看護師さんは
「じゃあ、頑張ろうか!」
「無理はしないでね!」
と、優しく背中を撫でてくれました
そうこうしている間に、段々鼻が、香りに慣れてきました
『鼻が香りに慣れる様に、体も痛みに慣れればいいのに・・・』
と、思いましたが
そんなに都合良くはいかず、再開したマンモグラフィーはしっかり痛くて
またおかかは、痛みに震えていました
しかも、もうそろそろ終わると思っていたマンモグラフィーは
「はい!次は、横方向から挟むねー!」
と言われ、チチを横方向からも挟まれたり
「念のため、左の胸も撮るからねー!」
・・・・と言われて、関係ないと思っていた左のチチも挟まれて・・・
おかかの貧乳と、マンモグラフィーの戦いは
上下左右と形を変えて、延々と続きました
・・・そして全てが終わった時
チチとチチの周辺は、真っ赤に腫れ
ミミズ腫れの様な傷が、無数に出来ていました
・・・チチは散々な様子でしたが、おかかは勝利の気分に浸っていました
『勝った・・・・・。最後まで、耐え抜いた・・・・』
「お疲れ様でした!本当に、よく頑張りましたね!」
と、看護師さんが言って下さり
おかかは、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました
おかかのチチが、こんなに貧乳じゃなかったら、もっと簡単に、マンモグラフィーを受けれていたはずです
看護師さんの脇から強烈な香りが放たれたのだって、おかかのチチを伸ばすのに苦労しすぎて、汗を大量にかいたからでしょう
マンモグラフィーが大変だったのも、失神も、嘔吐も、全て、全て、おかかのチチが貧乳なのが悪いのです
『通常のお仕事で既にお疲れだった所に、こんな面倒なチチを持って来てごめんなさい・・・・』
と、心の中で呟きながら
「ありがとうございました!」
と頭を下げ、マンモグラフィーに背を向け、服を着ました
そして『もう二度と、マンモグラフィーとは戦いたくない!』という気持ちを胸に抱き、検査室を出ました
おかかが扉を開けると、外科の待合に居たはずのマーシーが、正面の長椅子に座っていました
「あぁ、お待たせえ~」
と、おかかが笑いかけると
マーシーは、こんな顔をしていました
ポーカーフェイスでいつも飄々としているマーシーの、こんな顔を見たのは初めてだったので
「え・・・どうしたの?」
と尋ねると
「お前・・・・顔・・・・真っ青だよ」
と、言われました
・・・・おそらく、こんな感じだったのだと思われます
マーシーは、おかかの顔色に相当ビックリしたみたいなのですが
おかかにしてみれば、顔色なんてどうでも良く
自分が今、どれほどの壮絶な戦いから生還したところなのかを、説明したかったです
しかしそんな元気は無く、ヨロヨロと外科の待合に戻り
マーシーの肩を借りて、安堵の眠りにつきました
・・・・しかし、直ぐに名前を呼ばれ
おかかは、診察室に入ります
『遂に、乳がん宣告されるのかなあ・・・・』
と、バクバクと心臓を鳴らしながら、椅子に座ったおかかに
先ほど触診をしてくれた医師が、マンモグラフィーで撮影した画像を眺めながら
言いました
「マンモグラフィーの結果ですが・・・」
おかかは、ゴクリと息を飲みます
そして、続けて医師が発した言葉に、おかかは絶句しました
「ちゃんと映らなかったので、直接細胞を取りましょう!」
・・・なんと、あれだけ苦労して撮ったマンモグラフィーでしたが
結果
しこりの部分が、土台に乗り切っていなかったみたいで
何も、分からなかったのです・・・・・
●ぼちぼちおかかの日本一出来損ないのおっぱい●
🌟第17話🌟
貧乳vsマンモグラフィーの結果!
おわり♡
動画バージョンも是非♡
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