このお話は2014年おかか28歳、長男マオ9歳、次男シキ4歳で、三男サクちゃんを出産した時のお話です★
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
 
image
 
 
2014年7月14日
サクちゃん生後12日目の・・・・
 
土曜日
 
 

 

 
 
産後まもない母親と、新生児にとって
 
 
朝、ちゃんと起きて上の子達を学校&保育園に送り出すという苦行をしなくて良い土曜日の朝は
 
 
本来ならホッと気を抜くことができる貴重な朝だと思われますが・・・・
 
 
 
 
 
おかかの場合は違います
 
 
 
 
同じ敷地内の、すぐ隣の家には、義両親
 
そして土曜日は、現役バリバリ会社員のお義父さんがお仕事お休みの日なのです
 
 
 
しかし、おかかの旦那、子供たちの父親マーシーは建築関係の自営業なので、基本的に日曜日しかお休みがありません
 
 
 
 
つまり、土曜日は
 
 
 
子供達→居る
 
義両親→居る
 
マーシー→不在
 
 
という、非常にスリリングなメンバー構成になるのが土曜日なのです・・・・
 
 
 
 
 
とはいえ、基本的におかかと義両親はおそらく、〝仲がいい方〟だと思われます
 
 
 
お義母さんとおかか、二人で行動することは日常的によくありますし
 
お義父さんとおかかも、実は二人で行動することが普通にあります
 
 
 
 
なので、行く先々で『娘さんですか?』と聞かれ
 
『違います息子の嫁です』とおかか、もしくは義両親が答えると大抵驚かれます
 
 
そのくらい、おかかと義両親は、世間の方から見ると、〝仲がいい方〟なのだと思われます
 
 
 
 
 
 
 
 
そこに子供達が加わると、おかかの緊張度はグンと増します
 
 
 
子供達は、じいちゃんばあちゃんが大好きだし
 
お義母さんも、お義父さんも、子供達のことをとても可愛がってくれます
 
 
 
 
 
しかし
 
 
 
子供達はいつだってお利口さんで、静かな訳では無いし
 
時には義両親だって子供の相手が煩わしい時があるでしょう
 
 
 
なので、義両親と子供達が同じ空間にいる間、子供達が度を超えたわがままを言い出さないか、グズグズ言い出さないか、喧嘩を始めないか、悪い言葉遣いをしないか、義両親を不快にさせるような行動・言動を取らないか・・・・・と、おかかは密かにヒヤヒヤした緊張感を抱えながら、義両親の顔色を伺い、子供達に『いらん事を言う&するんじゃねぇぞおおおおおおぉぉぉぉ』と言う念を送り続けておりますのが〝土曜日〟でございます・・・・
 
 
 
マーシーがいる日曜日は、家族でお出かけすることが多く、またお出かけをしなくてもあトラブルを未然に防ぐ&トラブル対処の大半をマーシーが担ってくれるので、おかかの緊張感や、心のザワザワは、だいぶんと軽減されています
 
 
 
マーシー不在の土曜日は、おかか一人でどうにかするしか無いので、義両親と子供達が長時間同じ空間にいることを避けるために、わざと土曜日の午後からスイミングスクールに通わせていました
 
 
マオが3歳の時から、土曜日のスイミングスクールの習慣は始まり、その後13年続きます(新型コロナウイルス対策でのスイミングスクールの環境変化でスクールを辞めることになるまで)
 
 
3歳になったシキも土曜日のスイミングスクールに加わり
 
 
スイミングスクールを理由に、おかかは息苦しくて緊張感のある土曜日の家から逃げ出していたのです
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし今は産後・・・
 
 
 
流石に送り迎えもできないので、スイミングスクールは1ヶ月の休会届けを出してあります
 
 
 
つまり、本日の土曜日は一日中家に居なければなりません
 
 
 
 
 
嫌な予感はいつもの土曜日の数十倍です
 
 
 
なぜなら、おかかが産後だからです
 
 
そして、おかかが
 
 
 
母乳に大苦戦中のどん底メンタルのブチギレ女だからです・・・
 
 
 
 
 
今は、嫌なことがあっても
 
事件が勃発しても
 
 
逃げる手段も体力も場所もなければ
 
問題に対処する思考も気力もないのです
 
 
 
 
 
あぁ・・・・神様今日が土砂降りの雨だったら、マーシーの仕事が休みになっていたのに・・・・・
 
 
 
 
 
しかし、外は晴天
 
マーシーはお仕事に行ってしまいました
 
 
 
 
今日がお義父さんのゴルフまたは、会社の人と行く釣りの日だったら、夕方までは平日と変わらない感じで居られるのに
 
 
あいにくそういった予定はありませんでした
 
 
 
 
 
 
 
 
どうか、今日という日が何事もなく終わりますように・・・・
 
 
 
と願っていました・・・・・と、言うより
 
 
 
お義父さん、お義母さん・・・・・
今日は、私たちの事は放っておいてくくだせぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・!!
 
 
と、心が叫んでいました
 
 
 
 
 
 
 
で、冒頭に戻ります
 
 
 
 
image
 
 
 
嫌な予感大的中の
 
『朝から予告なしの0秒玄関ガチャ』です
 
 
 
 
 
 
急いで返事をし
 
 
服を着て
 
 
玄関の鍵を開けると
 
 
 
 
 
目に突き刺さるような空の青さと
 
 
 
 
笑顔の義両親
 
 

 

 
 
 
義父さんの『なんだぁ?まーーだ寝とったんかぁ?』の言葉に
 
 
50,000文字ぐらい言い返したい気持ちは、10年ほど前から飲み込み続けているのでそこはスルーします
 
 
いきなり玄関を開けることも
 
 
鍵がかかっててガチャンっと大きな音で寝たばかりのサクちゃんがびっくりしていることも
 
 
全部飲み込みます
 
 
 
 
 
そしておかかはいつも通り、笑顔で立っているのです
 
 
 
 
次に起こることが大体予想できていて
 
 
心の中で
 
 
 
『おい。言うなよ。おい。絶対言わないでくれよ。察しろよ。お願いだから、察してくだせぇぇぇぇぇぇ!!!』
 
と、義両親に心の中で訴えながら
 
 
おかかは義両親に笑顔を向け続けるのです
 
 
 
 
 
しかし
 
 
 
 
 
『ラピタ行ってくるわー!』と義両親。
 
 
〝ラピタ〟とは、近所にある大型のスーパーです
 
 

 

 
 
義両親的には
 
 
『スーパーに行くから、留守だからね』と、言うことを伝えにきたよ。
 
 
といった感じのテンションだと思うのですが
 
 
 
 
 
 
 
子供もたちはラピタが大好きです
 
 
ラピタでお菓子を買ったり、お昼ご飯を選んだりするのが大好きなのです
 
 
 
そんなこと
 
 
 
 
 
義両親も10年前から知っています
 
 
だから
 
 
ラピタに行くと知ったら一緒に行きたい!と言い出すのも簡単に想像できます
 
 
なのに
 
 
 
何故!?
 
何故それをわざわざ子供達を揶揄うように言いに来るんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お義父さんは大変せっかちな人で、子供達がラピタに行く支度をするのを、待てません
 
なので、お義父さんをイライラさせながら待たせ、おかかは早くしないとと、ハラハラしながら子供達を着替えさせるのは本当にストレスが溜まります
 
 
そして、そうやって子供達をラピタに同行させたとしても、おかかが居ないその先で、子供達がわがままを言って、お義父さんをイライラさせていないかドキドキして落ち着きません
 
実際にお義父さんから『手に負えないから迎えに来い』と言われ、義両親について行った先まで迎えに行った事も何度かあります
 
 
 
産後でなければ、おかかも一緒に同行したり、後でおかかが子供達をラピタに連れて行ってあげることもできるのですが、今はそれができません
 
 
なので、おかかは今からダッシュで用意して、子供達をラピタに同行させるつもりはありませんし
 
 
義両親も、子供達を誘いに来た訳ではありませんでした
 
 
 
 
 
しかし、そんな大人の事情が子供達に理解できる訳は無く
 
 
『ラピタ!?シキちゃんも行く!!』と、目を爛々と輝かせて立ち上がったシキちゃんに
 
 
 
『パジャマだからダメですー』と言って笑いながら、逃げるように玄関のドアを閉めるお義父さん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シキちゃんは
 
 
『え?』と、一旦停止した後、すぐに表情が崩れました
 
 
 
 
『なんで!?シキちゃんも行く!!』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きっと、お義父さんもお義母さんも想像できないのです
 
 
自分たちがしたことの後の惨状を
 
 
 

 

 
 
 
マオは自転車で追いかけるといい
 
 
シキは玄関から飛び出して義両親を追おうとします
 
 
サクちゃんはびっくりして大泣きし
 
 
 
 
 
 
 
大混乱に陥ったおかかの脳はビリビリと痺れ
 
 
 
 
そして
 
 
 

 

 
 
『うるさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!』
 
 
と、子供達に向かって怒鳴る事になります
 
 
 
 
怒鳴り始めたら止まりません
 
 
 
結果
 
 
 
マオは拗ね
 
 
シキはわんわんと泣き
 
 
 
おかかは途方にくれます
 
 
 

 

 
 
 
うるさいのは、子供たちではありません
 
 
 
 
おかかの脳内で飛び交う
 
 
 
義両親への恨み節です
 
 
 
 
 
ただ、留守にすることを伝えたいなら、電話でいいだろう。いや、今ならメールでいい。産後なんだ。寝てないんだ。子供達はずっとおとなしく好きなことをやっていたのに、何故ぶち壊すんだ。連れて行きたくないならいちいち子供たちの前で言う必要ないだろ。そんなこともわからないのか。それともわざとなのか?子供達を泣かせて楽しんでいるのか?そもそも開けたらすぐ部屋だからいきなり開けないで欲しいと10年前からやんわーーーり言っているのに何故またいきなり開けようとするんだ。授乳中だったらどうしてくれるんだ。人が嫌がることをして楽しいのか、嫌がる気持ちがわからないのか?家族なら何をしてもいいのか?そっちが平気なら、こっちも平気でいろと言うのか?じゃあなんだ、俺は裸を見られてもなーーーーんとも思わんから、お前もいちいち騒ぐんじゃねぇ。なんて理屈が世の中にまかり通っていたら何でもありじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
と、怒りと恨みの言葉が止まらないおかかの脳内が
 
一番うるさいのに

 

 
 
 
 

 

 
 
 
また、子供達を怒鳴ってしまいました・・・・・
 
 
 
義両親には思っていることは何も言えないで笑顔を向けるくせに
 
 
何も悪くない子供達を、怒鳴り散らす
 
 
 
 
 
 
子供達は、何も悪くない
 
 
スイミングスクールは、おかかの都合で休会させているし
 
 
おかかが産後のせいで、ラピタにも連れて行ってあげれない
 
 
 
子供達は、何も悪くないのに・・・・・・
 
 
 
 
 
 
そう落ち込めば落ち込むほど
 
 
 
また義両親への恨みの気持ちが膨れ上がって行くのです
 
 
 
 
 
 
 
image
 
 
 
 
 
 
こんなことは、日常でした
 
 
いくら仲が良い義両親とおかかでも
 
 
言えないことは山ほどあるし
 
 
飲み込んできた言葉だけで一人の人間が作れそうです
 
 
 
でも、それは義両親も同じだと思っています
 
 
 
たとえ血の繋がった家族であっても、子供の頃から育ててもらった親子関係であっても、全てが言い合える訳ではないし
 
 
全て言葉に発したらうまく行く。なんてこともない
 
 
お互いの暮しの為に、飲み込んだ方がいい言葉だって、たくさんある
 
 
 
 
 
 
え?って思うことや、辛いこと
 
 
悲しいことや、ムカつくこと
 
 
たくさんの心のザワザワを抱えながらも
 
 
 
ささやかで、幸せな日常を
 
 
 
きっと、当たり前じゃない、繰り返される日常を
 
 
 
お互いがお互いを思いながら
 
 
そうやって約10年の半同居生活を『仲がいい』と言われるレベルで続けてきたおかかと義両親なので
 
 
 
 
こんなことは日常でした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でした。がね、
 
 
 
 
 
 
今日はね・・・・
 
 
 
違うのですよ・・・・
 
 
 
 
おかかのメンタルが・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
非・日常なんですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉ・・・!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
地獄のサタデー②へ続く・・・・・・
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

動画も配信中★

是非!こちらでもお楽しみ下さい★

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます★

次回も是非、読んでやってくださーい♪   

 

★おかか★

 

 

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

image

 

 

 
image