-MICHAEL JACKSON-

子供の頃から当たり前のように存在は知っていて、
家では父が買ってきたビデオでずっと流して見てました。

きっと、私が初めて見たdanceは彼だったと思います。
未だにはっきり覚えてるのはSMOOTH CRIMINALのビデオ。

彼が踊ってるのを小さな子供たちが外から覗いてて、
その動きから目が離せなくなって、楽しくなって踊り出す。

まさしくそんな感じ。
幼い頃の私もそんな感じでした。

後ろに歩いてる!とか、身体が斜めに傾いてる!とか。
ビデオを見る度に曲に合わせて体を動かしてました。

それから数年後。私はdanceを習いだします。

「街中に音楽は溢れてます。
音楽が聞こえたら感じるままに体を動かして下さい。」

と先生に言われました。

彼のビデオを見てから当たり前のようにやってたこと。

家族で歩いてると毎日母親から注意され、
体を押えられるぐらいでした。

東京に来てからも変わらず。
一緒に踊る仲間が出来たから余計に。



いなくなった…?



会ったことないし、実感なんて沸くことの方が難しい。
悲しい…?うん、悲しいけど…なんかよくわからない…。

自分でもこの件について沢山の方と話したけど、
なんか気持ちは付いてきてない状況でした。



そして。



昨日、満席の中で観た「THIS IS IT」
(まだ観てない方もいるので詳しく話すのは避けます。)

ずっと知ってたはずなのに、初めて見た色んな顔。
途中からは涙が溢れて止まらなかったです。
この時代に。彼と同じ時代に生まれて、danceが好きになって、
エンターテイメントの世界に入り、歌えることができました。

何よりも。

列のど真ん中の席。
ひとりでも、音楽に合わせて体を動かしてました。

これは私が彼からもらった幸せのひとつです。
幼いながらも感動し、踊る楽しさを感じるきっかけをくれました。

今日やっと彼の死を実感しました。
こんなにも私は彼に影響を受けてたんだ、と言うことも。
終わってからもずっとずっと涙は止まりませんでした。

映画が終わり、新たな気持ちでやる気が出た時。

知り合いの方が亡くなったと言う知らせを聞きました。
少ししか話したことはないですが、笑顔しか思い出せないくらい
笑ってる印象が強かった。

とても悲しいです。
だけど、人の死には必ず意味があります。
残された私たち一人一人に。


どこでいつ、何が起こるかわからない。


今、私がやらなければいけないこと。
お客さんの前で歌い続け、ひとりでも多くの人の心に残ること。


毎年、年末が近づくと“気を抜かないようにしよう”と思います。
寒くなるし、病気もね。
大晦日を迎えて家で年越しする時、
“今年も無事に生かせてもらえた”と感謝します。

今年もあとちょっと。
気を抜かないように楽しく生きよう。

昨日、今日はそんな気持ちがいっぱいでした。

とりあえずの目先の目標は、
明日、締め切りの歌詞2曲。
書き上げるコト。

皆さんに聴いてもらう日まであと少しです。