テニスな仕事 - Tennis Around the World -51ページ目

アスタナ市内

今日は天気予報通り、9月で気温5℃。 写真を撮っていると、5分だけ雪が降った。


寒いので車中から市内を散策。 こりゃ、ドバイ+モスクワ÷2=アスタナの街並みひらめき電球

首都がアスタナに移転して以来、官庁、会社、マンションが、タケノコのように建ちあがってます。

アスタナ   アスタナ

キラキラのビルは、金融庁と銀行。         こちら大統領府


アスタナ   アスタナ  
10年前は、草原に民家と集合住宅が、点々としていたそうですが・・・う~ん。

パイプラインが走る国は、こういうことになるんです。 すごいね~。

こんなに寒いとは in カザフスタン 

今日は、なんて寒いんでしょう。 昼なのに気温10度。 朝から雨が降っているアスタナ市内。

テニス会場の、私のオフィスから見える公園と、薄らと見える市内が、とても寒く見える。

晴れていたら、きっと素晴らしい景色なんだろう。
カザフスタン

「明日は冷えるよ」と、カザフスタンテニス協会の副会長。 副会長と歳が変わらないが、

話をすると直感で、凄腕のエリート官僚が、政府からテニス協会に派遣されたと分かる。


カザフスタンのアップルストアでも販売されていない 「i-phone」をスラスラ開けて、

「明日は最高気温は5℃。夜は-1℃みたいだ」と、天気予報を見せてくれた。

この国で i-phoneを持っているのもすごいが、9月上旬で、この寒さに唖然。


30度の北京からの移動なので、持ってきたのは夏用スーツ。

寒いのは知っていたが、ここまで冷えてくるとは、想定外。

室内だからよかったけれど、試合がアウトドアなら、氷結だ。

カザフスタンに到着

深夜に北京を発ち、カザフスタンのアルマティー経由で、今朝7時に首都アスタナに到着。 寝てません。 

北京からアスタナ航空を利用することに抵抗を感じましたが、思った以上に快適なことに、驚きました。

アスタナ航空は、英国航空の業務指導を受けていると聞いて納得。 空港も新しく、おどろきと、快適。

カザフスタン アスタナ国際空港到着ロビー


カザフスタンの首都が、アルマティーから、アスタナに遷都し今年でて10年。 

市街地は建設ラッシュで、典型的な新興国の現状。 経済発展が順調のようです。


新首都アスタナ市街地の建設計画は、黒川記章の都市計画デザインだと 聞きました。

どこまで携わったかは知りませんが、偉大な設計家であることを再認識しました。


オフィシャル ホテルはオープンしたばかり。 清潔で、広い部屋が用意していただきました。

部屋が広いと、気分もリラックスできます。 ありがたい限りです。

カザフスタン  


ここが、カザフスタン ナショナル テニスセンター。 素晴らしい!10日前にできました。 

10日前に完成した作りたてのハードコートの上に、このレッドクレーが敷かれました。

このデビスカップだけに敷いて、大会後はハードコートに戻されます。 驚きです。

屋外にも4面のインドア、4面のアウトドア、コートがありました。

カザフスタン

ほとんど寝ていないので、今日は早く寝たいのですが、

地元の歓迎会など、スケジュールが決まっていましたあせる

パラリンピック 最終日(国枝慎吾 金メダル)

国枝慎吾 選手 金メダル おめでとう!チョキ

パラリンピック パラリンピック

男子シングルス決勝 国枝慎吾選手は、第2シード アマラン(オランダ)に 63 60 (55分)で 圧勝。

国枝くんの動き、相手の打球方向の予測は、本当にすばらしい。 攻撃的なプレーに加えて、

スイングでの気合いの声で、さらにボールスピードが速く感じるのは、見ていても気持ち良かったです。

 
最後の表彰式で日の丸が掲揚され、君が代が斉唱されれた時、もう感激&涙でした。

パラリンピック パラリンピック

斎田&国枝ペアの銅メダルも 嬉しいかぎりです。

斎田選手は、ダブルス3位決定戦の直前、試合への集中と、リラックスを兼ねてでしょうか、

お子さんを抱いて、車椅子で練習コートの周りを何度も回っておられました。 

その姿からは、相当なプレッシャーと責任を感じておられているように、感じました。 

メダルを獲得し、表彰式で素晴らしい笑顔。 すべてが解放されたように映りました。


2人には ゆっくり休んで頂いて、9月28日(日) AIG SUNDAY に来ていただきましょう!

AIG OPEN  AIG SUNDAY 詳細は左の写真をクリック!

この少人数の多国籍の競技進行チームで、無事にパラリンピック テニス進行できました。

国籍は左から、イタリア、オランダ、中国、日本(私)、ロシア、中国、スウェーデン。 頑張りました。

パラリンピック

もちろん、他に毎日1000人以上のスタッフ、ボランティアなどなど、多くの皆さんとの運営です。

初めてのパラリンピックの運営でしたが、本当に選手やコーチから、学ぶことが多かったです。


表彰式が終わって、今2時間後。もう北京空港に来まして、カザフスタン行きのフライトの搭乗待ちです。 

これから、デビスカップ戦のレフェリーを務めに、カザフスタンのアスタナに行ってきます。

オーバーナイトのフライトで、明日の朝から、カザフスタンで働きますあせる 若干疲れてますが、

今日は、元気をもらったので、また頑張りましょう。 (ちょっとは休みながらね)。


パラリンピック 7日目(斎田・国枝ペア 銅メダル編)

起きたら目が重く、首も痛かったので、自分の体の天気予報は、雨なんだけど、外は快晴。  


私のいるチーフ アンパイア オフィスから見える風景は、練習コートで、手前は4番練習コート。

日本チームは、偶然なのか、いつも4番コートで練習。 だから調子がよく伺い見ることができる。

偶然にも、日本のオリンピックチームも、よく4番コートで、練習していた。


昼1時、意味もなくナイターが点灯している。エコという言葉は、中国語で訳されてないな。そりゃ温暖化だ。  

チームマイナス6%で奮闘する兄、川廷昌弘氏が知ると、呆れて倒れるだろうな。 だから、黙っておこう。   

パラリンピック   パラリンピック


4番練習コートの、国枝慎吾&斎田悟司ペアの練習が終わりそうなので、お邪魔して、記念写真。 

僕にとっては、とても嬉しい記念写真をいただけので、これを早速スリーンセーバーに加えました。 

国枝慎吾   パラリンピック

今日の国枝慎吾&斎田悟司ペアは・・・ 「銅メダル獲得!」

1セットダウンの後から、動きもコースも安定して、テンポのいい試合を展開。 

要所でネットプレーも冴え、攻撃的プレーで、36 60 62 

メダル獲得おめでとう。 よかった よかった。


第4試合の男子ダブルス決勝の後に、表彰式。 しかし、8:30PMに無情の雨で待機。

これが、朝に体に感じた雨かどうかは、どうでもいいが、最悪のタイミングで降られた。


なぜなら、審判には、例の如く、昼からは食事の配給がない。もちろん夕飯もない。

またかよ!・・・ 「可口可楽 零度」(コカコーラ ゼロ)で、空腹を我慢を試みるが・・・
パラリンピック
審判30人分の食料は・・・会場内を探索していると、表彰式を待つ日本チームもペコペコ。

選手ラウンジでは、ケータリングが、9PMで撤収されてしまい、その後の食べ物がない。

お互い空腹をしのぐ方法を考えるが、得策があるわけでもなく、う~ん、ガックリ。

食べ物ぐらい、何とかなりそうで、ならないのが、五輪&パラリンピック会場の難しさ。


9:45pmに雨が降っていれば、明日に延期する予定。 しかし、9:35pmに雨が止んだ。

いつもなら、雨が止むことを願うが、今日はあと10分だけ振り続けて欲しかった。

キャンセルになれば、選手村に戻って、皆が何か食べれるだろうからな。


コート整備スタッフが、必死で最速のコート整備と乾燥。奇跡的に10PMに試合再開。 

しかしスタート直後に、また雨。 今日はギブアップし、決勝も表彰式も明日に順延に。

結果往来!よし、早く帰って、今日はパスタにしよう。


明日の国枝慎吾選手のシングルス決勝戦は、大会ハイライト。 

午後1時からの第3試合。 天気予報はパーフェクト。 

彼なら、最高のテニスを見せてくれる気がしていますよ。

パラリンピック 6日目(ダイニング編)

24時間オープンのダイニング(食堂)は、とにかく広い。5000席か、それ以上あります。

大きく分けると、西洋料理、地中海料理、アジア料理の3つのキッチンと、マクドナルドがあります。

もちろん、すべて無料。


中国で和食を選ぶと、ほとんど「ハズレ」のケースが多い汗 中華、パスタが無難な選択。

味と人気は、さすが「世界のマクドナルド」。 世界共通の味には、いつも大勢集まります。

マクドナルドには、サラダ、ハンバーガー各種。 パンやエスプレッソはマックカフェで提供。

パラリンピック  パラリンピック

韓国コーナーにキムチ総菜や、巻きずし。 中華コーナーには北京ダックまでもありました。

中国での食の安全は・・・深く考えちゃいけません。 火が通っていれば、OKにしましょう。


昨日は日本人シェフがおられたので、思い切って和食にトライ。

見た目は日本食、でも懐かしくない味。 醤油をかけたら、なんとなく日本食に変化。

中華かパスタにすべきと思いつつ、どうしても日本食に手を伸ばし、あぁ、また選択ミス。

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選手村には、食堂の他に、ヘアーサロン(無料)、ネイル、銀行、コンビニ、お土産屋も。

試しに 友達の髪をカットしてもらってみると、仕上がりが、China Styleになってました。 

パラリンピック


今日の国枝慎吾くん

第6シード オランダの SCHEFFERSに 61 61(50分)で圧勝。

試合を見に行こうと思った時には、すでにゲームセットという速さ。 

決勝戦は月曜日。 第2シードの Ammerlaan(オランダ)と 金メダル勝負です。


今日の国枝&斎田ペア

第3シードの Olsson / Sikstrom (スウェーデン)に 3セットで準決勝 敗退。

明日の3位決定戦では、思い切って頑張ってもらいましょう
パラリンピック パラリンピック


パラリンピック 5日目(選手村編)

オリンピック パラリンピックの選手村の中って、知られていないのようなので、公開。

簡素なマンション スタイルで、大会後は高級マンションに改装され、すでに完売だそうです。

正確には分かりませんが、9階建てで40棟以上。総数が7000室以上あるような気がします。


自分の選手村の部屋のつくりは・・・

パラリンピック   パラリンピック

私の部屋には、2つのベッドと、浴室&トイレがあります。浴室&トイレが共同の部屋もあります。

まだ完全ではないのか、浴室から排水管から、臭いが上がっているので、ドアは閉めてます。

なぜか夜にお湯のあまり出ないシャワー。 9階まで お湯が届かないのかな? やや困ります。

パラリンピック パラリンピック

洗顔セットがありました。歯ブラシ、なぜかベビーシャンプーとベビーソープ。洗顔クリーム。

手洗い用の消毒液。 このチューブが歯磨きかと思ったら おっと「痒止」と表示してるぞ。 

漢字が読めたのが幸い。 危うく歯ブラシに便乗するとこでした。 もしかして、外人は・・・。 


明日は、24時間のダイニングルーム(食堂)を紹介します。


今日の国枝慎吾くん。

準々決勝で、第7シードの OLSSONに 60 61で 圧勝。

センターコートから出て、すぐ横には、報道陣とのミックスゾーンがあります。

ここで、試合直後のインタビュー受けています。 


流暢な英語でテキパキとテレビに答える姿は、さすが王者の風格がありました。

明日の準決勝、いい試合になりそうです。

パラリンピック

パラリンピック 4日目(審判編)

ちょうど大会の折り返しの第4日目。 

やや疲れが出てくる頃の矢先に、僕のアシスタントが、疲労からの発熱でダウン。
「今日は部屋で休んでいいよ」と、伝えたものの、こりゃ復帰まで大変だなと、覚悟・・・


予想通り、1人4役の仕事量になりながら、また一日が終わり、グッタリです。
人数は減りましたが、チーフアンパイアの仕事は、疲れた体に、こたえます。
ITF Officials パラリンピックのテニスアンパイア達

今日は、第9シード斎田悟司が、第6シードのオランダ選手を破る金星。
第1シード国枝慎吾を含め、男子シングルス ベスト8に日本人が2人です。

「おめでとうございいます」と、丸山弘道コーチに声をかけると。
「ここからなんです 本当の試合展開といものは・・・」だと言う。


明日からは、厳しい試合が増えるようなので、要チェックです。

パラリンピック 2日目(雨編)

今朝は激しい雨があり、とんでもない誤報がニュースで報じられていたようです。 

なんと・・・ 「本日は雨のため、テニス競技は中止」と、WEBとCCTVが発表!

大きな混乱もなく、定刻通り、11時の試合開始できたのが幸いですが、ひどい誤報でした。


今日の国枝慎吾くん

本大会No1シードの国枝慎吾選手は、順調に2回戦を突破ベスト16です。

本人はまだまだ調整段階の試合内容のようですが、彼の展開するテニスは、

周囲のレベルからは群を抜いています。 パラリンピックのナダルです。

もちろん、多くの関係者が、金メダルに期待しています。
国枝慎吾

パラリンピック開会式

今日は、パラリンピックの開会式へ。 


選手村の中に、送迎バスが一気に到着。 いったい何台あるのか・・・

同じ障害者用バスが隊列で、200台ほど並んでいます。 これは凄い。
パラリンピック  パラリンピック

選手村から、鳥の巣まで10分。 またまた強烈な厳戒態勢。 オリンピックと変わりません。

パラリンピック  パラリンピック


バレエを習う少女が、四川省の地震で片足を失い車イスに座って、上半身で演技をすると、

中国人の世界的に有名な男性ダンサーが抱え上げて共演が始まり、涙が止まりせん(左下)

また、盲目のピアニストが、ベンチに座る、母の前で素晴らしい演奏を見せ、また涙(右下)

パラリンピック パラリンピック


選手入場行進。 中国人の群衆の中で 「国枝~」と叫ぶが、どこにいるのか、わからない!

中国選手団の更新で、群衆は大興奮。 どの選手を知っている訳でもないのだが、

「中国加油(チョンゴ チャーヨ)」の連呼で、なぜか僕も赤い国旗を持って立たされる・・・。

パラリンピック パラリンピック


聖火リレーは、身体障害者の方で引き継がれ、最後は車椅子のアスリート、聖火台の真下から、

聖火台まで、ロープとワイヤーで上りつめるという、すごい演出で、また「中国 加油」の連呼。
ぱらりんぴっく パラリンピック

オリンピックの開会式の雰囲気は、ガラリと変わって、ソフトに仕上げた開会式も いいものです。

会場のライトアップ、花火、とてもキレイでした。

パラリンピック