仙台と宮城に行きました
早起きをして、東北新幹線「はやて」に乗車。東北(仙台)に向かいました。
東京、仙台ともに、強雨と強風警報でしたが、 「楽天イーグルス」 の招待試合に
ご招待いただいたので、午前中は東北被災地、午後から野球場に向かう計画。
仙台からレンタカー、三陸道(高速)で1時間走って、「石巻」に到着。さっそく石巻漁港の周辺へ。
海沿いの地域は、1階が破壊された民家や、流れ着いた巨大なタンクが横たわっていました。
通り過ぎるトラックから、その大きさが分かります。砂埃とがれき、腐敗物で異臭を放っています。
石巻から海沿いを車で30分走ると、「女川」に到着。ここでは大きながれきの撤去が済み
残されているのは鉄骨のビルや、流された(?)ビル。津波の脅威には人は無力という状況。
女川を google earth で検索すると、女川の高台にテニスコートが見えたので、向かいました。
「女川庭球場」でしたが、現在は灯油タンクや資材置き場になっており、周囲は仮設住宅でした。
女川から車で30分。「南三陸」に着きました。ここでの光景には声がでません。4階まで
完全に津波が通り抜けた志津川病院。南三陸の沿岸地区は、今や建造物がありません。
南三陸の「防災対策庁舎」は、津波に襲われる直前まで街中に響きわたる防災放送で、
「津波が発生しました、非難してください」と女性がアナウンスしていた場所。この庁舎の
屋上アンテナの天辺に捕まっていた町長は助かったが、放送していた女性職員を含み
屋上に非難しながら被災された場所。人影が少ない南三陸ですが追悼に訪れる方々。
海岸に積み上げられた「がれき」の山は10メートル以上。がれきの側に倒れるSL機関車。
建造物がないが、沿岸か広大な「がれき」の山が何キロも続きます。これから何年かけて
数百キロに連なる被災地区が復興を思うと気が遠くなる思いだが、我々も何かしなければ...
すべてを消し去った南三陸に仮設のファミリーマート。店員さんの元気良さに、逆に力を貰う。
おにぎりとサンドイッチを買うと、「寒いから温めしょうね」と。 食べ物の温かさもあるんだが、
人の温かさは、心も体も暖まるということを、南三陸で教えて頂いた。 私も何かしなければ。
雨の中、再び仙台に戻り、クリネックスタジアムへ。楽天イーグルスvs千葉ロッテマリーンズ。
仙台まで来て、この天候で野球観戦は辛い。そしてヒット17本で3得点の楽天は3対5で敗戦。
デザイン性、エレガンス感はないが、小さい球場ながら、いろいろな工夫とサービスを見た。
ポンチョ着用で、雨天の屋外のスポーツ観戦は、想像以上にストレスを感じることを体験。