アジアの晩餐会
私がグランドスラムに行くと、アジアの審判員が時間を調整して集まってくれる慣習があります。
アジアの審判員は、世界的にはマイノリティーなので、アジアは1つの国のような仲間になります。
私は審判を引退しましたが、この慣習は現役の審判員によって続いており、本戦前夜に集合です。
全豪オープンのアジアの審判員は、日本、中国、韓国、台湾、インド、イランから。今夜は、
直前の招集でしたが、忙しい予定の中、ほとんどの審判員が時間を調整して集まりました。
全豪オープンでは、審判の宿泊はアパートメント タイプの部屋なので、各自が自国の料理を
部屋で作ったり、買ってきたりして、「Asian Dinner(アジアン ディナー」という会を開催します。
「オイシイ」、「辛い」、「肉は牛?豚?羊?」、あらためて食文化を理解する楽しい機会です。
7時から、審判だけが知ってるウラ話集で大盛り上がり、気付けば10時。明日に備えて解散です。
メルボルン市街地の夜のライトアップは、ゴールドラッシュ時代にタイムトリップしたかの光景です。
明日の試合開始は11時。予想気温は16~31度と、全豪オープンの天候に上昇してきました。
8番コートで、クルム伊達公子(第1試合)、森田あゆみ(第2試合)の試合。2人とも頑張れ!