国際大会 ウラ舞台で(豊田編)
今日は、国際試合の一般的な表舞台とバックステージを掲載してみようかと。
豊田スカイホール(愛知県豊田市)で開催中のダンロップ ワールド チャレンジでは、
お客様は、チケット(大人1000円)をお求め後、会場内へ。
会場内ではダンロップ関連商品(ダンロップ、スリクソン、バボラット)の新製品の紹介や
お買い得セール品がズラリ。週末には無くなるんじゃない・・・と思うほど、皆さんお求め中。
お客様は、試合開始前に、的当てゲームや、子供たちとのキッズテニスなどで、楽しんだり
豊田スカイホールは自由席なので、観たい試合コートの前に、見やすい席を探しに移動。
クルム伊達公子選手のような人気選手の試合コートには、早くからのご着席!がオススメ。
試合の前後に、選手は何をしているかというと・・・練習コートで練習していたり、選手ラウンジで
休憩したり、本を読んだり、テレビゲームしたり、インターネットしたり、リラックスしています。
選手にとって、ランチはとても重要。 試合直前だと、炭水化物を多く補給するので、
パスタやポテト、ゴハンは人気。 試合後になれば、ガッツリ食べる選手もいれば・・・
試合前に、パンや、サラダ、フルーツで、軽く食べる選手もいるので、メニューも様々です。
試合が終わり、記者が勝敗の結果を問わず試合前に取材を要望すれば、選手は試合後の
30~60分後ぐらいに 約15分程度の記者会見に応じます。 伊藤竜馬選手がご機嫌の会見中。
会見が終われば、記者はデスクに戻って、大急ぎで原稿を作成、カメラマンは写真をチェック
TVクルーは、夕方や夜のニュースの映像を編集します。試合後は皆さん大忙しです。
試合後、または、その日に試合がない選手は、サイン会やファンサービスを行ったりします。
勝っても負けても、試合後には、会場のトレーニングジムで、トレーニングをします。
もちろん、トレーナーからストレッチやマッサージを受けて入念にボディケアをします。
選手は 明日からスケジュール(オーダーオブ プレー)をスーパーバイザーと確認したり、
翌週大会の渡航スケジュールを相談したり、賞金の受け取り証書を貰いに行きます。
ただいま クルム伊達公子選手が ITFスーパーバイザーの二ティンさんと相談中です。
どうやら、明日のスケジュール確認と、明朝の練習コートの最終確認をしていますね。
選手が記者会見、トレーニング、サイン会、マッサージを受けている間に、コーチは・・・
試合の分析をしていたり、次の対戦を相手を見ていたり、他のコーチと情報交換したり。
ナショナルチームの増田健太郎コーチと、谷澤英彦コーチがipadを見ながらテニス談義 !?
谷澤コーチ、ipadの便利さに感激中の模様。もうすぐ、買うことになりそうですね。
審判やボールパーソンの皆さんの控え室。この大会は勤務時間が長丁場なので、
休憩時間と休憩場所は大切です。90分働いて、45分休憩というサイクルが多いです。
ただいまチーフアンパイア(アンパイア編成のリーダー)の松野えるださんが、作業中。
ラインズマンの調子をチェックしながら翌日や、決勝までのラインズマンの選考を確認中。
しばしばラインズマンの体調が崩れて、人事配置やシフトも瞬時に無理なく調整するのが
チーフアンパイアの役目です。国際大会では、審判も選手同様に、1回戦から毎日勤務。
大会終盤に向けて選考されます。「決勝だけ働きます!」という審判の採用はありません。
チェアアンパイア(主審)の多くは、海外から国際審判員です。今回は、イギリス、ドイツ、
オーストラリア、ハンガリー、エジプト、インド、韓国、香港から豊田市に来ています。
今日の夕食は 皆で「お好み焼き」を食べに行きました。 国際審判にはルールがありまして
「選手やコーチと食事を共にしない」、「翌日の試合開始12時間前にアルコールを飲まない」。
プロフェッショナルになれば、健康管理と、危機管理に慎重で、当たり前に厳守しています。
ダンロップ ワールド チャレンジも いよいよ終盤です
11月25日(金)