大会スタッフのエネルギー源
いい大会を開催する基本は、選手に普段通りのプレーができる環境を整えることは もちろん、
大会スタッフやボランティアが、最終日まで元気に働ける環境を整えることも、とても需要です。
男女同時開催のインドア国際大会は、コート面数が少ないため、1面あたりの試合数が多く、
1面で6~7試合程スケジュールされます。運営スタッフさんは 朝7AMから、夜10PM過ぎまで
会場に缶詰で、10日間ビッシリ働くことになります。
食事をす取るタイミングを逃すことも少なくなく、空腹と疲れと連日の睡眠不足で、体調を崩す
スタッフが出る場合も少なくありません。 一流の選手は大会の期間中、最高コンディションを
決勝戦に調整しています。 大会スタッフも同様、最終日には最高の笑顔、気配りやサービスが
提供されるよう、スタッフ個々の体調管理に委ねるだけでなく、主催者はスタッフケアへの配慮も
とても大切だと私は感じます。 疲労困憊の大会では、いい大会は 開催できません。
ここ ダンロップ ワールド チャンレンジでは、忙しいスタッフ、夜が遅くなるスタッフのために、
夕方頃から地元のボランティアの皆さんが 「基地」なる場所で、なにやら作業が始まります。
炊飯器4台が稼働し始め、地元のテニス ボランティアの皆さんが、運営ボランティアやスタッフに
「おにぎり基地」なる場所で、選手やスタッフへ、心のこもった エネルギーの源が作られていました。
選手やスタッフへの細かな心配りや支援が、自然に生まれる仲間って、なんて素晴らしいのでしょう。
もちろん、選手と観客との交流の場も豊富。 いい環境の大会には、トップ選手も自然に集まります。
明日は、いよいよ、「クルム伊達公子」の登場。第3試合は、12時以降に開始されます。
優勝を狙う第1シード、言うまでもなく 今年最後の本気モードの41歳です。
明日の男子シングルス2回戦では、ニッケ全日本テニス選手権の決勝の再現カード!