テニスの殿堂@ニューポート | テニスな仕事 - Tennis Around the World

テニスの殿堂@ニューポート

コネッチカット州のニューポートにある 「テニスの殿堂」(International Tennis Hall of Fame)へ。


以前から行きたかったところに、先日ワシントンで、テニスの殿堂のCEOの マーク・ステンニング氏に、

偶然お会いできたことで、急遽訪問させていだくことをお願いし、快諾して頂きましたので、早速出発。

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ニューヨークのペン駅を 早朝6時発。 アムトラックで3時間、ニューポート最寄り駅のキングストン到着


キングストン駅には、テニスの殿堂の オフィシャルカーに迎えに来て頂きました。分かりやすい車だ!

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テニスの殿堂の入り口を入ると、テニスコアには有名な、クラブハウスの風景が広がります。

100年前にタイムトリップした面持ちのエントランス。天気が良く、最高の訪問日になりました。

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1921年、日本がデビスカップで、初の決勝進出を決めた試合が行われたのが、このニューポート。

清水善造さん、熊井一弥さん、柏尾誠一郎さんが、長い船旅で渡米し、ここで世界と戦ったのです。

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日本は、オーストレイシア(豪州とニュージーランドの混成チーム)を破り、チルデンが率いアメリカと、

デビスカップの決勝を日本が戦ったという 90年前の伝説は、今も日本の男子テニスの誇りです。

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日本のテニスの先人たちが90年前に見たものと同じ景色であれば、彼らは、どう感じたのだろう・・・。

コートサイドに フレッド ペリーの像があり、時代を超えたテニスの偉人の魂と功績が、共存しています。


クラブハウスがテニスの殿堂の展示エリアであり、一級品のテニスコレクションが揃う、世界屈指の

テニスミュージアムなのです。ラケットのデザインで織られた重厚なカーペットを歩けば、そこは・・・。
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テニスミュージアムに入ると、そこは全てがテニス。これ欲しい。展示エリアは、ジャンル別に沢山あります。

こちらは、テニスの「殿堂」入りした偉人のプロファイルで紹介。まさにテニス界の歴史教科書です。

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1900年代でテニス界で貢献していた方を知るほどの知識は、自分にはありません。ゆえに、私も

知らない人が沢山賞。100年前の歴史であれば、ここでは簡単に分かりますので勉強になります。

ラケットやウェアのコレクションの数もさることながら、その保存状態が極めていいことに驚きます。

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左下の部屋は、「Gentleman Room」と呼ばれ、実際にニューポートで使われていたた紳士のラウンジ。

昔は試合の勝敗を賭けることも、スポーツの楽しみ。今で言う「賭博」ですから、これも歴史です。

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右上は、1902年のデビスカップのスコア-カード。元アンパイアとしては興味深いアイテムでした。


テニスミュージアムで、日本人の歴史を探していると、3人の名前を見つけました。
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左上 1921年 ニューポートでのデ杯で決勝進出を決めた 清水善造さん、熊井一弥さんのペア。

真中 1933年 フレッドペリーらと並ぶ当時世界3位の佐藤次郎さん(全英、全仏、全豪でベスト4)

         翌年、イギリスへのデ杯への遠征中に、36歳でマラッカ海峡で身を投げた伝説の選手。

右上 2005年 テニスの殿堂の金賞を受けた父(栄一)。写真がないので、刻印された展示トロフィーと記念写真

                                                                                                                   

200年前のテニスのラケットの原型。室内には、古代テニスのあたるコートテニス。このニューポートでは

今も実際に愛好家がプレーをしている。実際に昔のまま継承されているのは、世界でも珍しいです。
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帰りは、時間がないので、プロビデンス空港から、ラガーディア空港に、小型機で戻りました(40分)。

着陸直前に、空から、USオープンの会場(フラッシングメドウ)を旋回しました。月曜に会場入りします。

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