ウインブルドンの名刺 粋な技あり
ウインブルドンは会員制のテニスクラブであるので、日本のテニスクラブ同様にメンバーシップがある。
「ウインブルドンの会員になるには、どうするのが最も簡単ですか?」という質問には、定番の答えがある。
「最も手っ取り早く会員になる方法は、名誉会員でシングルスの試合で優勝していただくのが簡単です。
最近の新規会員には、スイスのロジャー・フェデラーさんと、スペインのラファエル・ナダルさんです。」
そのウインブルドンを開催しているテニスクラブ、オール イングランド ローン テニス&クリケットクラブの
会長および会員の一行が来日された。今夜は、身内だけでアットホームな歓迎会を横浜で催しました。
ウインブルドンのティム フィリップ会長が、「新しい名刺です」と、嬉しそうな顔をされて名刺を頂いた。
すると、表は通常の名刺だが、裏が日本語で作ってあった。住所まで「チャーチロード」と書いてあるし、
直通の電話番号まで日本語で書いてあるで、思わず笑ってしまった。こんな粋な配慮が、紳士です。
ちなみにウインブルドンの会員の多くは、Mr. xxxxx ではなく、Sir. xxxxx, Lord xxxxxx という方々
いわゆる、男爵、伯爵、華族の方が多いのです。確か会員数も200名程で、会費もありません。
お金があるからメンバーになれるのではなく、審査が大変難しいのです。ゆえに、手っ取り早く
メンバーになるのは、シングルスで優勝する方が、よっぽど楽で、早いと言われているのです。