クルム伊達公子@ウインブルドン | テニスな仕事 - Tennis Around the World

クルム伊達公子@ウインブルドン

2009年 6月23日(火) 12:00 

まさかのまさか、伊達公子が、ウインブルドンのコートで走っている姿を、ふたたび見るとは・・・。


月曜に、「明日 がんばれよ・・・で何番?」と、プレースラウンジで話をしたとき、「あっ!」 

ビビっときた。この言葉、このシーン ・・・昔、同じことをここで話した。フラッシュバックだ。


XX年前、翌日のピアース戦を前に、センターと当時の1番コートの間で、立ち話をした時と同じだ。

「明日 がんばれよ・・・で何番?」、「うん、センター」・・・失っていた記憶、左脳に電気ショックが走った。

ビビっと。


快晴の2番コートのスクリーンに、伊達のプロファイルが映し出されたとき、本当にうれしかったね。

これは、奇跡だな。 

2008 RESULT - NOT PLAYED

BEST RESULT - SEMI FINAL 1996 … 「1996年かぁ」 頭の歴史年鑑のページを ペラペラペラ・・・

Tennis Round the World - by 川廷尚弘  Tennis Round the World - by 川廷尚弘

ファーストセット フォアのフラットと、バックのスライスで、チップ&チャージ。

世界9位のウォズニアッキを翻弄。慣れない展開で、完全に動揺してしまってる。

一緒に観戦したデンマークテニス協会の事務局長は声が出ない。こちらも動揺。

私は、ワーキング・パートナーの平沢潤さんと応援。こちらは応援に力が入ってきた。

Tennis Round the World - by 川廷尚弘  Tennis Round the World - by 川廷尚弘

ファイナルセット1ー1で 伊達が審判に声をかけた。次のコートチェンジで、トレーナーだな・・・

セカンドセット中盤からから、足も体も辛そうなのは、誰の目にも見えていただろう。イギリスの

BBC放送のコメンテータのパム シュライバーは、コメンタリーボックスから出てきて中継を開始。

皆、心配そうに、状態を見る。

Tennis Round the World - by 川廷尚弘  Tennis Round the World - by 川廷尚弘
ちょっと、ウォズニアッキ!その行動は、よろしくないね・・・ 

わざわざ ネットに足をかけて ストレッチはないだろう・・・

ネット越しに相手の状態を見るのは、よくわかるが、「私は、まだ走るわよ」と、言わんばかり。

それは、やりずぎだな。 無意識でも、心理は行動に出るんだよな。さすが、トップ10とも言う。
Tennis Round the World - by 川廷尚弘  

残念ながら痙攣しながらの試合で、負けてしまったが、試合直後の表情は、とても清々しかった。

「お疲れさん!」と握手して、今年のウインブルドンが終わった。また、挑戦が続くな!


ということで、私は ロンドンでのすべて会議が終わり、翌日にヒースロー空港へ。

空港のラウンジで このブログをカタカタ打っていたら、後ろから、肩もみサービス…???


わっ!また、すごいタイミングで、また この人 現れるんだよね。
Tennis Round the World - by 川廷尚弘  ということで、我々も ロンドンから さようなら!