この日は、プリンシパルに寺元さん、野中さん、松山さん、佐久間さん、高橋さんの組み合わせで、今回観た事のない組み合わせでした。

 

やっぱり、松山育恵さんのエスメラルダ、上手いです。

今回も、低めの「肉屋さん?」にやられました。

セリフがとても自然で、フロローとの掛け合いや、最後にカジモドと話すところも本当に自然。

高いところダメ!なのもよく伝わってきて、おどけるカジモドを見ている顔もとても表情豊かです。

「いつか」の前から涙ボロボロ流れて、歌は安定しているんですが少しだけ声が震えるのも、感情がこもっていてもらい泣きしてしまいました。

 

佐久間さんのフィーバスはやっぱりカッコいいです。

「草むらに斃れた兵士たち・・・」で目が光り始めて手が震えるのも細かくてすごいし、やっぱりフィーバスの事がとても嫌いそうな寺元さんカジに王冠を叩きつけられますが、さほど動じずにしかたないな、という感じで追っていきます。かっこいい。

フロローの命令に背くとき、「あなた、だけが頼りです~」って聞こえてきたときの表情...神よ救いを、弱き者に!って吹っ切る一連の心の動きの表現がとても好きです。

(大変光栄です!のところ、川口さんフロローだと、フィーバスは胸を張って1歩前に出る、川口さんはすごく近くで十字を切るので、緊迫感あって好きでした。)

この日は、「パリの人々よ、こんな事を許すのか~」の迫力が凄かったです。

 

野中さんのフロロー...冷たくて怖いのと、なんかいやらしさが増したような。

私は、怖いフロロー好きです。

何故かというと、優しいフロローだとカジモドの「人を愛した事があるのか?」のセリフに説得力がなくなってしまう...というか、あなた、愛されてたじゃん。

形はいびつだったかもしれないけど、愛されてたよ、何でこんなことに...って思ってしまうから。

でも、これも俳優さんによって見え方が違ってくる、この物語の良さかもしれません。

 

高橋さんクロパン、今回も良かったんですが...

前回より、ハードル上げて見てしまったかも。

キレは良いから、ダンスもう少し頑張って欲しい、かな...歌もクロパンの歌って難しいと思うのですが。

 

そして寺元さんカジモド

カジモド役の方ってみんなそうですが、本当に歌上手いです。

「石になろう」の最後とか、曲が止まらなかったらどこまでいくんだろう、っていうくらいの段々強くなるロングトーンとか。迫力がすごい。

前回「陽ざしのなかへ」の出だしがプツプツ切れて聞こえたんですが、今回そんな事無かったです。音響の問題だったのかな?

あと、しょうもない事で申し訳ないのですが、寺元さん、姿勢高めなのかと思ったら...脚長いんですね。

更にしつこいんですが、頬の拭き残しー!

あれ、相当ゴシゴシやらないと取れなさそうですもんね...

泰潤さんも、達郎さんも顔赤くなってた気がする。

 

女性アンサンブルさん、1枠フロリカの中山理沙さん、3枠奥平光紀さんが初めてでした。

中山さんはキレイなソプラノ。奥平さんはCATSでよく観ていたので不思議な感じでした。

 

男性アンサンブルさんは、1枠フレデリックの武藤洸次さん、この枠では初めてでした。

隊長のこと尊敬して、大切に思ってそう。

隊長の決断の場面ですごく苦しそうな表情だったのが印象的でした。

 

今回、アンサンブルさんもけっこうデビューあって、今後は12月~の京都公演しか決まっていませんが、その後も公演続く?とかちょっと期待してしまっています。

 

グッズ売り場で、新商品のカジモドマスコットベア買いました。

よく見たら、カジモドが手縫いした設定のギザギザの縫い目とかあって細かいつくりです。

赤マントだけじゃなくて、下にシャツも着てます。

シークレットチャームはエスメラルダとフィーバス!!

エスメ欲しかったので嬉しい!ただ、4個目にしてフィーバスはかぶってしまいました...

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今回は、先行予約で確保していたとっても良いお席でした。

 

公演日の7月13日は、浅利さんのご命日でした。

そして、今日14日は劇団四季旗揚げの日。

浅利さんがいて、四季を作ってくれたからこうして舞台を観に行く事ができること、本当に感謝しています。