約1か月ぶりのノートルダムの鐘で、プリンシパルキャストさんは前回と全員違うという珍しいパターンでした。
アンサンブルキャストさんも、初めての方がいらっしゃってとても楽しみでした。
ちょっとネタバレあるのと、かなり、個人的好みに寄った好き勝手な感想を書いています。
そう思う人もいるんだな、くらいでお許し頂ければと思います。
カジモドは、寺元健一郎さん
前回、京都公演で最後に観たのが寺元さんのカジモドでした。
その後、スキッパーのイメージがついたので、以前からこんなに迫力あったかな、ってとてもびっくり。
高音も低音も綺麗に響いて、以前より絶対に上手くなっているように思います。
フィーバスの事が嫌いなんだね、すごく当たりが強いです(笑)
「石になろう」も迫力あって良かったですし、「奇跡もとめて」で自分にはエスメラルダについていく選択肢がない自分を切々と歌い上げていて、苦しい気持ちになりました。
フロローを投げ落とす時、凄い冷たい目をして「言いましたよね、ご主人さま...」って顔が怖かったです...。
ちょっと残念なのが「陽ざしの中へ」の最初の方、ちょっとブツブツと途切れて聞こえてしまった事。これは、寺元さんの歌い方なのか音響のせいなのか分かりませんが。
あと、最後...拭き残しー!!
寺元さん、元々お顔が小さくて目とかのパーツは大きくて、普段だとイケメンで良いと思うのですが、顔の面積が少ないゆえに汚しても他の人ほど目立たない...あの振り返った時のインパクトが出づらいと思うので、拭き残さないように頑張ってー!!
フロローは、村俊英さん
村さん、名古屋公演以来3年半ぶりくらいでした。
村さんフロローを初めて観たのは、前回KAATでの公演が始まった時で、芝さん→村さん→川口さんの順で観て、このお2人に埋もれてしまったというか、あまり強い印象がなかったのですが、見た目は一番聖職者っぽくて、カジモドへの当たりも最初の方とかは優しめなんだけど、だんだん怖くなっていって、地獄の炎とか圧巻でした!
エスメラルダは岡村美南さん
美しい。歌上手い。凛としている。毅然としている。
何も文句はない、素晴らしいエスメラルダなんですが...
完璧ゆえか?泣けない。
エスメの歌って「世界の頂上へ」「神よ、弱きものを救いたまえ」「いつか」
観ているこちらのテンションにもよるんですが、個人的に泣ける歌多いけど一つも泣けない。
前回まではそんな事もなかったんですが、上手すぎるのか、周りとの相性にもよるのか...
フィーバスは神永東吾さん←初めて!
チャラく装ってるんじゃなくて、本当に根もチャラいのかな?という雰囲気...
それは時々、わざとなのかそうなっちゃうのか、変顔になって3枚目路線へ行ってしまうからなのでは?と...1回観ただけなので分からないですが。
カジモドに道化の王冠叩きつけられて、うっ!ってアクション大きくて変顔とか。
「息抜き」で少しアドリブ入ったり、自由な神永さんらしい感じでした。
「パリの~人々よ~」のところはめっちゃ上手!!
クロパンは高橋基史さん←初めて!
めっちゃ良かったです!!!
初めて観たとは思えないくらい、違和感ないクロパン!
クロパンって阿部さんのイメージ強すぎて他の方だとなんか違う、ってなりがちだったんですが、そうならないし、かといって阿部さんに寄せてる訳でもない。
ルックスも、歌も、ダンスも全部良きでした!
「英雄クロパンだー!」のところも良かったです。
他、初めてだった方は、
5枠アフロ様の田口暉さん、歌がよく響いて良かったです。
7枠ジェアンの貞松響さんはとてもかっこいい。フロローにカジモドを託す時の訴えが強めで印象に残りました。
8枠玉井晴章さんも初めてでした。
玉井さんはCATSですごく観ていたので不思議な感じ...
トプシー終わりにバク転してくれて嬉しかったです。バク転の人って、客席から観てると横向いてステップ踏むからあー、来るっ!っていう感じで。
酒場のダンスも素敵でした。
と、長くなってしまいましたが今回はこのあたりで...
今週のキャス変で、野中さんが抜けたのでまた来週、再来週あたりにフロローありそうですね。
飯田達郎さんはオペラ座のままだったので、横浜でのご出演はないのかな。
公演期間短いので、今週あたりキャス変あるかと思いましたが、プリンシパルキャストさんは変わらずでした。
あと何回行けるか...悩ましいです。