部屋の乱れは心の乱れ。

 

これ、いつも何かあったときに思い出す言葉。

 

自分に何か嫌な事や悩みがあったときは部屋を整える。

 

 

整えていると不要なものがあったり気が付かなかった汚れを発見したりする。

 

心のモヤモヤしたものと一緒にキレイさっぱりすることができる。

 

数年前、夫と和子の事が判明した時のゴミの量はすごかった。

 

毎日いくつものゴミ袋が出て捨てまくっっていたから家の中は非常にスッキリした。

 

家族の思い出の品も捨てた。

 

子供と一緒に作った作品も捨てた。

 

私と子供がそれを作っている時、実は夫は和子に会いに行っていた。

 

子供には申し訳なかったけどそういったもの全て捨てた。

 

スッキリした家の中で今後どうするかを考えた。

 

もしあの時、私が家を整える力もなくひたすら地の底に落ち込んだように伏せていたら

 

きっといい結論は生まれてなかったと今思う。

 

いや、実際は体が動かないのではないかと思うくらい辛かったし

 

子供達を学校に送り出すまで気を張って家事をしていたのだけれど

 

一人になったときにソファーに横になりそのまま動くこともできないような状況で

 

それでも力を振り絞り家の中の汚らわしいものを捨てまくった事は

 

今となってはそれが私の活力になったのだろうと思う。

 

別居した後もそう。夫のものをたくさん捨てた。

 

大切にしているものは売り払いそのお金で息子と高い店の焼肉を食べに行った。

 

ザマーミロと思った。

 

夫が家に戻ってきて家の中が乱れてきた時、許せない気持ちがあった。

 

オマエごときが家の中を汚すなんてと思ったりして。

 

今、私に必要なものは「鈍感力」だ。

 

多少部屋を乱されても見て見ぬふりをし夫が乱したものは絶対に直さない。

 

私は夫の母親ではないのだからご親切に何かをしてやるつもりはもうない。

 

別居解消後、その乱れを直したくてウズウズイライラしていたけど

 

今は夫が渋々それを直しているのをみるとサッサとやれやと思って見れるようになった。

 

夫の世話は極力しない。

 

例えば・・洗濯はするけど畳まないことにした。

 

取り込んだ洗濯物は夫専用のかごを用意しそこに入れておく。

 

シワになろうがどうなろうが私は気にしない。

 

夫は洋服が畳めないからいつも丸めるようにしまっている。

 

鈍感力を発揮し見ないようにすればなんともない。

 

いつの日か、きちんと畳まれた洋服のありがたさを知る時がくるかもしれない。

 

その時に自分で畳む努力をすればいいだけ。

 

恥をかくのは夫だから私には関係ないのだ。

 

鈍感力。

 

冷めた夫婦の間にはこれがないとやっていけないのだと思う。

 

今日も私は、私と子供に関わるものだけを整えていく。

 

ちなみに、鈍感力だけは優れている夫はいまだに私が夫の大切なものを処分したことを気が付いてない。

 

心が乱れていると保有しているものも失ったものもわからずに生きているのだ。