息子が修学旅行から帰ってきた。

 

たくさんの思い出とたくさんの洗濯物と一緒に息子は無事帰宅した。

 

 

ただいまと帰ってきた息子が家に入って最初に言った言葉が

 

「家の安心感よっ!やっぱり家はいいなー!」だった。

 

毎日宿泊場所が変わるのって結構キツイんだろうなw

 

おいしいものをたくさん食べて、楽しい行事盛沢山の旅行を終え

 

ゆっくりめにお風呂に入って久しぶりに家で食べる夕飯が幸せだと言っていた。

 

あんなことがあった、こんなこともあったと土産話は止まらず

 

こんな写真を撮ったといって友達との写真を見せてくれたりして

 

実に楽しい旅だったようだ。

 

地元の友達へのお土産もたくさん。

 

私へのお土産もあれこれとあって、考えて買ってきてくれたのがよくわかる。

 

こんな心使いができるようになったのかとうれしかった。

 

息子がふと

 

みんなさぁ、お土産たくさん買ってて俺結構これでも土産の数が少なかったんだよね。

よくよく考えてみたら家族ってかーちゃんしかいないんじゃん(笑)

 

と笑っていた。

 

みんなこれは父親、母親、兄弟、おばーあちゃん、おじーちゃんって買ってたけど

 

うちはねーちゃん一人暮らしで今いないし、かーちゃんだけじゃん?と。

 

どうやら息子の頭の中には父親も、祖父母ももういないらしい。

 

家族として頭数には入っていないらしいというのがわかった。

 

そこには触れずに、そうだね(笑)一人分だもんねー軽くてよかったじゃないの

 

と言って笑って話は終わった。

 

家族の頭数にも入ってない息子の父親、祖父母はこんなに近くに住んでいるのに

 

息子が修学旅行に行ってることさへも知らない。

 

言う必要もないし、言うつもりもない。

 

こんな状態になった事をあちらの人達は私が息子を洗脳したからだと言っているが

 

洗脳もなにも、あちらの事は話題にも上らないのにどうやって洗脳するっていうのだろう。

 

見たまま、感じたままの結果が今の息子の気持ちなんだろう。

 

これが全てだ。

 

この先、息子の祖父母が亡くなったりしたときだって私は何も言うつもりはない。

 

葬式に行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなくても構わない。

 

「ママは怖いね」「ママはすぐに怒るんだから」「ママなんて・・」

 

と小さな頃から散々息子にコソコソと私が悪いと言い含めようとしていたのも知っている。

 

小さな子供達は屈託なく祖父母宅から帰ってくるとババがママのことこう言ってたよとわざわざ教えてくれていたからね。

 

へぇ~そうなんだぁ~と私は笑って聞いていたけど、

 

腹にためないはずのあの人がコソコソと孫を自分たちよりにしようと必死だったんだね。

 

今この状態になって自分たちだけは孫に嫌われたくないと息子にアレコレ言っていたのも知っている。

 

でも私も息子もあちらの人達の話をすることはもうなかった。

 

全ては息子がジャッジすることだから。

 

結果、息子の祖父母は家族からは外れたようだ。

 

仕方ないね。

 

この先も息子の判断に私は委ねるし、何も言うつもりはない。

 

娘は父親のことを「部外者」という言葉で表現したことでもう父親とは思ってないんだろうなと察する。

 

そう思ったのだから仕方ない。

 

夫は娘にそう思われるような生き方をしてきたのだから。

 

私も娘も息子も、全て自分の判断で生きていくつもりだ。

 

そこには何の揺らぎもない。

 

清々堂々と生きていくのだ。