誰もが何事もなかったように暮らし一年が経ちました。

 

その間和子の存在も一切なかったことになっていたし

 

夫がしてきた数々の裏切りもなかったことになっているような毎日でした。

 

私はというと全てを忘れてやったという気持ちが強く

 

何か気に入らないことがあると昔を思い出し

 

私は我慢してやったのにとやっぱりどこかで許していない自分がいました。

 

母親に甘やかされて育った夫は生活の全てが私のそれとは違っていたのも私の怒りになります。

 

 

できないことが多すぎる夫。

 

例えば濡れたバスタオルを平気で畳の上に丸めて置いたり、

 

カタツムリのような形をした脱ぎ捨てた靴下が普通に脱ぎっぱなしだったり。

 

それを直すのに何度もやめてほしいと伝えできるようになるまで数年かかりました。

 

トイレと浴室の換気扇は一度つけたら消すことができずに一晩中つけっぱなし。

 

洗面所は水浸しでも全然平気。

 

これ全部夫の母が何も言わずにやってきたのです。

 

でも私は家政婦じゃない。

 

そして私は夫の母親でもなんでもない。

 

その一年は夫の生活に対してきつく注意することもたくさんありました。

 

後々それが私のモラハラと言われたのはびっくりしましたが

 

とにかく私の中の根底には夫は私を裏切ったというハンデがあるのに

 

自分のことは何できない夫に対し心底腹が立っていました。

 

その頃はもう子供達は高校生と中学生になっていましたので

 

パパってこんなことも自分でできないの?と私に言ってきていました。

 

それぐらい何もできないしやろうとしない、もしかしたらそういう事に頭がまわらないというか・・・

 

本当にロボットみたいな人なのです。

 

私の不満はたまる一方ではありましたが、それでも我慢をしていました。

 

 

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