数時間、私は一人で今までの事や今後の事を考えていました。
ファミレスには幸せそうな家族が談笑しながら食事をしています。
夫が私達を裏切っていない時はああやって笑いながら家族で食事を囲んでいた。
今、自分が逃げ出すわけにはいかない。
私一人ならこのまま実家に帰ることもできるけど
子供達にはもう自分たちの生活ができている。
あの頃子供達は小学生と中学生。
私達夫婦のせいで今まであの子たちが築き上げてきたものを壊すわけにはいかない。
そう考え携帯の電源を入れてみました。
義妹からの泣きながら入っている留守電。
義家からも何度も連絡が入っていました。
もちろん夫からも・・・
子供が泣いている、早く戻ってきてください
から始まって、同じことを繰り返すメール。
挙句の果てには、警察に捜索願を出します、これから警察に行きますという
これももちろん嘘なんだと思うようなメールがきていました。
息を吐くように嘘をつく男。
このメールを見て私はなぜか
さて、腹をくくってこの男と対峙する時がきたのかなと思いました。
夜になって家に戻ると子供達が私に抱きついて泣きました。
不安だったでしょう。悲しかったでしょう。
私も子供達と抱き合って泣いてしまいました。
義母は戻ってきてくれてありがとと泣いていましたが私は目を見ることもしませんでした。
もう薄々わかっていた子供達に説明しなければいけない
4人で家に戻り話し合いをすることにしました。