私は一人で農作業をすることが大半だ。
以前は、家人と二人で作業していた。
どこかで聞いたか、読んだのだけど、
「農作業は、二人でやれば三人前できる。一人でやると半人前になる。」
のだそうだ。
そうかもな。と思う。
力作業もなのだが、さして力のいらない、例えば、畝長のシートを広げる、畳む、なぁんて作業は、一人でやるより、二人でやる方が、素早く綺麗にできる。
今日は、収穫の終わった大根畝の防虫ネットと、耕耘を近々する予定の圃場の畝間の防草シートを片付ける作業。
南風が強くて、シートが棚引く。
よっしゃぁ、と思う。
風に逆らえば、シートは棚引いて暴れるが、風の方向に流せば、風がシートを真っ直ぐ広げ伸ばしてくれる。
強い風が吹くタイミングは、山の木々の音を聞いていると分かる。
風が吹き降りて来る時、木の幹枝を風が揺らす、ごぉぉぉ、みたいな音がして、その次のタイミングで、農地に風が吹き荒れる。
そのタイミングを合わせて、吹く風に乗せて、南北にシートを広げ伸ばし、結構上手に畳んで片付けることができた。
風が相棒。
風が味方。
これは三人前より大きいパワーじゃなかろうか。
木瓜の蕾:
木瓜の花は香りが良い。咲いたら香りで分かるかな。