夕方、ディサービスに行っている家人を迎えに出たら、途中から空が暗くなりだした。

西の空は明るくて、北東の雲が厚い。

北東方向の里山は、夕陽で茜色。

その背景の空は、重たい雲が重なっている。

 

 

(家人が車に移乗するまでは)雨が降らないと良いのだけどな。

と思いながら、雲の重たくて暗い方の空を見ていたら、虹が立った。

白木山の方向の里山から、空に向かって虹が立ち上がっている。

 

 

もう夕陽の光が弱くなっているから、薄っすらとしか見えないけど。

やって来た家人に、虹見える?と聞いてみたけど、薄っすら過ぎて、家人の視力では見えなかったらしい。

 

空に行く虹の路。

微かな笑い声を立てて、何かが空から伝い下りてくるような、山の中から空へ伝い昇って行くような。

良い冬がやって来るかな。