当惑の晩夏夕方の北北東の空。 里山から伸びあがる雲が、マグリットの絵を連想した。 タイトルを付けるのなら、 「当惑の晩夏」 かな。 畠の隅に、卵袋を傍に、蜘蛛。 卵袋は袋のまま、冬を越える。 その下に、黒のトノサマバッタ。 こいつも、産卵の時期。 当惑していても、今週末は秋分の日。 虫たちの方が、季節を良く知っている。