庭に、樹齢100年は過ぎているだろう。

と、植木屋さんが言った白椿の樹がある。

二股に分かれた幹それぞれに、大きな洞がある。

 

 

 

この古家に引っ越した時、荒れた庭の伸び放題の庭木を、剪定してもらった植木屋さんによると、

(この椿も剪定してもらった)

もうそんなに長くは持たない。その内、枯れるだろう。

とのことだった。

草臥れてはいるのだろうけど、今春も、沢山、蕾を着けてくれた。

 

 

百年前って、大正時代だ。

この椿は、大正・昭和・平成・令和って、ここに居る樹なんだ。

もう少し、ここに居て欲しい。

できれば、私の最期まで、蕾を着け、咲いてくれると良いな。

 

この樹は、我が家の守り神様。