明日から雨(または雪)の予報で、降ったら落葉してしまうだろうな、と、紅葉を見に走ることにした。
11月初旬のトレイルラン(可部連山トレイルラン)以降(転んだ時に怪我した左膝と強く打った右肘が痛かったのだ)、まともに走っていなかった。
怪我したところが痛い、というのは言い訳で、多分、走りたくなかったのだ。
 
そういう風に感じる自分が、不思議だった。
たった今も不思議に思っている。
 
ゆっくり2時間半くらい走った。
寒空だったが、かなり汗をかいた。
(寒いから、それほど喉は渇かないだろうとは思ったが、念のためにペットボトルを1本持って出てよかった。結局、帰るまでに1本飲みほした。)
 
走っている間、まるで夢の中を走っているような感覚だった。
夢遊状態ってこんな感じなんだろうな。
 
山道は落ち葉が一杯、山は枯れかけた葉の赤茶色、高山川の沢音が何かの足音のように聞こえたりした。
紅葉を見に走り出したはずだったのだけど、そんなことしか覚えていない。
帰り道、家の近くまで来て、林道わきのモミジに、やっと足を止めた。

夕方からは雨。

明日明後日で山の紅葉は殆ど落ちてしまうだろうな。