広島湾岸トレイル 奥宮俊祐トレイルランセミナー /可部コース(5/3)に参加して来た。

感想を一言でいうなら、

「きつかった。」

身体的にもだが、気持ち的にきつかった。

 

セミナー自体は「すごい」。

広島湾岸トレイルという壮大なトレイルコースを走る国際大会が2年後開催される予定で、そのコースの一部を走るセミナーだった。

(2年後の私は、赤いベストと赤い帽子を用意しなきゃならない年齢になる。)

トレイルランニングのトップアスリートに直にセミナーを受けつつ、山道を走ることができるのだ。

これ以上の贅沢なトレイルはない。

充実したエイドも用意していただき、速い参加者、遅い(私)参加者、両方をフォローしてもらえる。すごいセミナーだ。

山道を走る上でのアドバイスを丁寧にしてもらって、我流で走っていた前半と、アドバイスを受けて(出来ないものの)何とかアドバイスを実践しようとフォームに気を付けた後半では、スピードと疲れ方が、明らかに違った。

(のろっちい私をフォローしてくださった方々、感謝いたします。)

特に教えていただいた、トレイルを走る時の足運び、足のリズムの実践は効果大。

ちなみに足のリズムは「トルコ行進曲」を口ずさむと取りやすかった。トレイルを走りながら、後半はずっと「トルコ行進曲」を口ずさんでいた。

 

私は、、、、、

(走ることに関して、この数年、吐き出さないできた、言い訳・愚痴めいてしまうかもしれないことをこれから書く。)

5年ほど前から典型的な「更年期障害」に陥っている。

「更年期障害」で検索すると出てくる症状のほぼ全部に該当している。

あまりにしんどいので婦人科に行き薬を服用するようになった。

薬の副作用で、体重(体脂肪)が急激に上昇した(5~6%)。

スピードを上げて走ることが、その頃から難しくなりだした。

薬服用前後で食生活の大きな変化はないので、体脂肪上昇は薬の副作用だと思われる。

走れなくなるのが怖くて、薬の服用を(自己判断で)一時期止めたことがある。

途端、更年期障害の症状が戻って来た。

婦人科の先生にものすごく叱られるというオマケ付きで、薬の服用は再開した。

 

時々、「シニア 女性 ランニング トレーニング」

といったキーワードを入れて検索を掛けてみたりするが、ダイエットのために中年過ぎからランニングを開始する時のアドバイスにはヒットするものの、中高年女性が今までの状態を維持する(できればさらに向上する)ためのアドバイスには(キーワードの入れ方が下手なのかもしれないが)当たらない。

周囲(家族親族、ご近所の同世代)は、

無理しなくていいんじゃない?年齢的なものなんだから、ボチボチやれば。

それだけやってれば十分ですよ。

などと言われ、私自身もその気になってしまうことが多くなった。

そして、時々ジョグりながら泣けそうになってしまうことも多くなった。

職業の大変化、家人の退職、引っ越しと言った、大イベントも、この5年で起きた。

変化する日常に流されてか、気持ち的に後退したのか、走る回数が極端に減り出した。

走ること自体を止めよう。時々、ダイエットのためにジョグして、柔軟体操するぐらいにして、良識ある中高年女性になろう。そうしたら、きっと、気持ちが楽になる。

と思い始めてもいた。

そうした直中で、トレランセミナーを受けた。

自分へのテストのつもりだった。

まだ走る気持ちが私の中にあるのかどうか、確かめたかった。

セミナー後、よく分からないな、が今の気持ちだ。

 

5月これから、トレイルランの大会2つを走ってみることにしている。

走り終えてみて、それでも走りたい気持ちは、私の中に残るだろうか?

これからも走り続けるのなら、その道は独りで行くことになるのだろうか。

走る続けるつもりなら、道を探しながら、自分を実験台にして行くしかないよね。

ゴールはまだ先なんだろうかな?