くだまつ笠戸島トレイルの筋肉痛が軽くなったので、近所の里山に行くことにした。

天気予報では午後から雨とのことだったので、午前中に戻って来る予定にした。

寒いのでポットに温かいお茶、昼ぐらいには戻れるはずなので、持て行かなくてもよいとは思ったのだけど、念のためのキャラメル。

ただ一つだけ忘れ物をした。

「熊鈴」

まだ熊さんは冬眠中かもしれないが、猪や鹿、猿は冬眠しない。

家の鍵に付けている小さな鈴がポケットにあったので、それを腰に付けた。

小さな音しかしないが、気休めにはなる。

それに、私は一人で歩いたり走ったりしている時は、かなり大きな声で独り言を言う。

ラジオを付けて動き回っているようなもんだ。

まぁ大丈夫だろう。

 

久地冠山は低山の割には急峻だ。

私の能力では走って登ることが難しい。

ほぼ全行程、歩いて登り、歩いて降りた。

雪の影響か倒木が多い。

この辺りの里山らしく、木の根、ゴロつく石岩の道が続く。

こういう道をヒョイヒョイと駆け上がれるようになったら、駆け降りれるようになったら、山走りがもうちょっとまともにできるようになるだろうな。

頂上の手前には2-3mぐらいよじ登る岩場がある。

登るのは上だけ見ていれば怖くないが、降りる時は怖い。
へっぴり腰になってしまい、重心が取れず、かえって足元が危なっかしくなってしまった。

 

途中、私の暮らす集落を見晴らした。


あそこから登り、あそこに降りる。

家を出て戻るのに2時間40分。

これを少しずつ縮めて行こうと思う。