私の勤め先では、セキュリティが厳しく、日中、携帯電話を手元に置いて置けない。
出勤後、定められているロッカーに入れ施錠する。
自分の携帯電話を取り出して使えるのは、昼休み中か、業後だ。

今日の午後の宮城県沖の大地震発生を知ったのは、業後、ロッカーから携帯電話を取り出して帰宅の途についた18時過ぎ。
携帯メールに入っていた
「(親族の)安否が確認できないが、連絡できるか?」
という家人からのメールだった。
私の親族は関東に住んでいる。

地震が発生していたこと自体を知らなかったものの、携帯のテロップニュースで、とてつもない災害が発生したことを知る。
親族と何とか連絡を取ろうとしたが、電話は全く繋がらず。
電話を諦め、メール送付で、連絡を乞うと、10分ぐらいで、
「いろいろな物が棚から落ちてきて、現在停電中だが、生命に別状なし」
との返信が入ってきて、安心、脱力する。

その後、夜になって、電話が通じて、声での安否確認もでき、ようやく落ち着いた。

携帯電話、メール、その効能を実感した。
今日ほど、携帯電話とメールに感謝したことはない。
これらのツールは玩具ではない。
ライフラインだ。