2年前のまさに今頃…

二人目の出産を控え

陣痛が起きて病院に入りました。


一人目の出産は、9ヶ月を過ぎた頃、妊娠中毒症になり、臨月に入った初日の検診で胎児心拍低下のため、そのまま緊急帝王切開。

お腹を縦に切腹しました。

産まれてきた息子は、1562gramの未熟児。
退院するまで1ヶ月かかりましたが、お陰様で、五体満足に成長を遂げ、今では身長も大きい方です。


二人の妊娠では、前回の中毒症を回避するため、あらゆることに気をつけました。

その一番は、ママの心が健康であること。

そして、適度な運動をと『マタニティピラティス』。

既に、たくさんのクラスを持っていたので、妊娠中も臨月まで仕事は続けました。

ママ教室で出逢った方々と出産に向けた体力作りとイメトレを入れた『マタニティピラティス』は、とても良いリフレッシュの時間でした。

二人目の出産は、自力で産みたいと懇願し、自然分娩を選びました。

あらゆる高リスクを承知の上で選んだわけですが、それを何度も何度も相談し受け入れてくれた担当医の人間的な暖かさに励まされました。

迎えた本番は、17時間にも及ぶ陣痛でしたが、確かにお腹の赤ちゃんと一緒に頑張っている最高に幸せな時間だったと今では思えます。

お腹の赤ちゃんが、女の子だとわかって、更に自然分娩への意欲を燃やしたのです。

彼女が数十年後に体験する出産で、母親の私の経験が、彼女を勇気づけることができるかもしれない、と思ったから。

女心です。


陣痛の痛みは尋常ではなく、ボーリングの玉が体の奥の方を通っているよう。

日本の医療は世界の最先端をいっているのに、出産だけは時代を超えても、きっとアナログ。

不思議なものです。

産まれてきた娘は、3020gram。

息子の倍あり、ふっくらとした赤ちゃんでした。

今となっては、食べっぷりも良く、下手すれば息子よりもよく食べます。


ここまでよく成長してくれました。


まだまだこの先の人生は長い道のりですが、

貴女の母になれて幸せです。


私の幼い頃とそっくりなRIOちゃん。

大好きです。


今日は、あの痛みを思い出しながら過ごしています。


かけがえのない経験をさせてくれて、ありがとう。


産まれてきてくれて、ありがとう。