6/19 の MCFAJ 第2戦 富士スピードウェイに参戦してきました


超オソレポです…
実は MCFAJ が終わった翌日からフランスへ1週間ほど出張に出ていまして、帰ってからも仕事に追われ英会話スクールに追われでようやっと今日です。

さて、去年の雨の筑波以来のレースですが練習ではイマイチ上手く行っていませんでした。
バイクはチャンバーをクリーニングに出して以来絶好調です。
RS はシリンダーとピストンなんて何でも同じように走っちゃいますがクランクとチャンバーは重要ですね。。。
富士を 125 で走ると分かるのですが、実は遅いバイクと速いバイクが明確に別れます。
基準はおよそ 200km/h。
210~220km/h クラスのバイクと、200km/h そこそこのトップスピードのバイクが明確に別れます。
中間を繋ぐバイクが不思議にいません、どちらかですね。
富士はバイクを作ることもレースをする上で重要な要素ですね。
直線が速いほうが圧倒的にレース展開が楽です。

さて、今回のキーワードはこの「直線が速い」だったりしますがそれは後に語るメインディッシュに取っておきますか。。。


6/18 前日練習

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土曜日の練習日、快晴です!雨の心配は全く無いと言って良いでしょう。
今回 nao R&D は 2台体制、nao とニッシー君です。
Take4 さんと相談して 1ガレージ借り出し、本来は隣のアサインだったのぶぞ~さんも誘い込んで結局 125組全員同じガレージになりました。
今回 MK さんもエントリーしてた筈なんですが欠場していましたのでガレージには合計 5台、広々使えて快適ですね。

さて、設営済ませて1本目の走行準備しているのですが、nao R&D もう一人のライダー、ニッシ~君が大遅刻です。
渋滞に巻き込まれたのだとかで 1本目間に合わず。
1本目の枠は 125組からは nao、Take4さん、キムキムさん、のぶぞ~さんが出走です。
S2-B 11:30~12:00

11:04 気象記録
気温  27.5℃
湿度 40%
気圧  948hp

キャブオーダー
MJ  = 178
MJH = 3.9
JN  = 69-34(4)
SJ  = 42
AS  = 1-3/4回転戻し
PWJ = 48(CUT MODE の初期設定  3)

進角 = 0度
ヘッドガスケット = 0.5mm
リードガスケット = RS用

ラジエターテーピング0枚(結果55℃)

コースインして状況確認、気持ち的に 2分は切っておきたいのですが最近のベストは 2秒台…サボってた間に腕は落ちています。
先ずは 1コーナーのブレーキングに集中! 150m 看板が最終目標ですがいきなりそれは出来ないので、170m くらいでアクセルオフから徐々に詰めて行きます。
兎に角、リズムに乗るには先ずは絶対に 1コーナーのブレーキングです。
トップスピードからの 150m 看板ブレーキングが出来なければ絶対に2分切るリズムは乗れません。

1周目、こりゃ良いタイム出てるぞって感じが… こう思うときって大体ダメダメなんですよね。
目も体もついていかない時には多分恐怖が前に立つからか、これがベストだ!速い筈だって言う逃げに意識が進んじゃいます。
タイムはやっぱりの2秒台。
その後、5週に渡ってタイムは 2秒台から 1秒95 とかの殆ど 2秒… 駄目だコリャ。
ビッグバイクに絡んじゃったのもあって一度ピット・インして軽く反省会。
やっぱり 1コーナーのブレーキングだ、今日はトップスピードも出ているので余計に怖く感じてる。
それでも、それでこそ突っ込んで行かないと、突っ込んで行けばタイムは出るはず。
この時点でトップスピードは 218.4km/h(単独)を記録している。
ある意味チャンスだ!
ピットアウトして 1周目、 2.00,72 を記録。
もう一息!!
2周目に 2.00,88、3周目に 1.59,90。
このあたりでのぶぞ~さんを最終コーナーで捉えて直線勝負してみました。
今日は nao RS は絶好調です。
のぶぞ~さんのはキット車ですが直線では nao RS の方が今日のところは加速、伸びともに少し上のようです。
思えばのぶぞ~号はもしかしてこの時すでに少し始まっていたのでしょうか。。。

S2-B 終了
ベストタイム:1.59,90
トップスピード:218.4km/h

状況は好転してきているので続けて走り込みが必要です。
乗れてる時には続けて乗ること、これがすごく大事。
S2-D にはニッシ~君も間に合いました。
S2-D 13:40~14:10

13:23 気象記録
気温  29.0℃
湿度 37%
気圧  949hp

キャブオーダー
MJ  = 178
MJH = 3.9
JN  = 69-34(4)
SJ  = 42
AS  = 1-3/4回転戻し
PWJ = 48(CUT MODE の初期設定  3)

進角 = 0度
ヘッドガスケット = 0.5mm
リードガスケット = RS用

ラジエターテーピング0枚(結果55℃)


暑いです…
ここ迄暑くなると流石に走りませんね。
点火時期を進角させるか圧縮を上げるかしないともう高負荷での力が足りません。
トップスピード領域で引っ張りきれません。
nao RS も流石に遅くなりましたが全員一律で遅くなっている様子。
Take4 さんもいつも程バイクが伸びて居ませんでした。
Take4 さんのバイクは安定して速いので、これが一つの指標になります。
逆言えば、Take4 号より速ければ直線勝負で心配なバイクは殆ど考える必要なありません。
実はコレこそが今回の最重要キーポイントだったりします。。。

あまり良いところもなく、ベストタイムは 2.01,24 で 0秒台すら入らず。
タイヤもそろそろ苦しくなって来てたんですが単に暑いからなのか、使い過ぎなのかは微妙です。
翌日の予選決勝には新品 Mコンパウンドの旧型 KR タイヤなのであまり心配は要らないでしょうか。

そうそう、ダンロップはいつの間にか従来の KR シリーズから moto3 シリーズにタイヤがフルモデルチェンジしてサイズも変わって居ました。
ぶっつけ本番で知らないタイヤ使うの嫌だなぁ~と思ってたんですが、何と nao 家に旧型タイヤの在庫がありました!!
記憶を掘り返すと、去年の筑波に出る為に買ったは良いけど雨で使って無かったんだっけ。
良かった良かった。

練習走行が終わったら
整備して翌日の決勝へ。
この夜の非日常空間が良いんですよね。
明日もドライでレースが出来ることを祈りつつお休みなさい。。。
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6/19 MCFAJ RD2 FISCO 予選・決勝

晴れました!
富士の晴れは貴重です、まして今は梅雨時。
やっぱりスッキリとドライが最高ですね。

さて予選。
今回もわわわさんに色々と手伝ってもらいました。
基本的に一人っ子レーシングなので大変助かります。
いつも本当にありがとうございます。

前日の整備で決勝用ピストン周りとリードバルブに組み替えた際に、ベースガスケットを 0.4mm にして少し圧縮を上げて置きました。
昨日のフィーリングからと、今日も暑い一日だろうな~と予測しての事です。
朝はまだそれほど気温が上がっていないですが決勝は昼頃ですのでそれを見越しておきます。
予選 11:30~12:00

7:58 気象記録
気温  23.5℃
湿度 63%
気圧  950hp

キャブオーダー
MJ  = 180
MJH = 3.9
JN  = 69-34(4)
SJ  = 42
AS  = 1-3/4回転戻し
PWJ = 48(CUT MODE の初期設定  3)

進角 = 0度
ヘッドガスケット = 0.4mm
リードガスケット = RS用

ラジエターテーピング0枚(結果50℃)


予選開始。

ちょっとコースイン整列のタイミングを失敗して間に他クラス挟んでしまいました。
このままではタイムアタックが上手く纏まらないのでエンジンスタート後の整列でちょっと前に入れてもらってコースイン。

1周だけ様子を見て2周目からモロ全開です!

LAP1: 2.02,16
LAP2: 2.01,84
LAP3: 2.02,09

ここまで 3周、100R や 300R で他クラスのバイクに近寄ってしまってアタックが上手く行かず。
クリア取らないとマズイな…と思った LAP4、1コーナー抜けた後に引っかかりそうなバイクが居ません、チャンスです。
100R 300R 共に単独で走ることが出来、上手くまとまりました。
ホームストレートも速度が乗ります。

LAP:4 1.59,91

ヨシ!!行ける、100R からのヘアピンと 300R を纏めれば 58秒が見えるペースだ!
続けてアタックに入ります、良い感じです!
が… 300R を抜けて最終セクションに入ったところで何とのぶぞ~さんが倒れています!!
そしてそのままレッドフラッグで予選終了。。。
のぶぞ~さんはマシントラブルからのハイサイドだったようです。
足を怪我してしまって残念ながらのぶぞ~さんは欠場です。


ベストタイム:1.59,883
トップスピード:213.0km/h


予選結果は 2位。
ポールポジションの Take4 さんとはちょっと差があるので苦しいでしょうか…
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車両的には問題が無いどころか絶好調、多分ストレートは一番速いんじゃないかな?って感じなので燃料補給だけして決勝スタンバイ。
この時点では2位単独走行かな… なんて思いましたが、あわよくば勝ち星を…なんてちょっとだけ夢見ていました。




決勝

なんと決勝1時間前くらいから時折雨がパラパラと落ちてき始めました!!!マジかよ!?大慌てでレインタイヤを準備。
本降りになるなよ…と空とニラメッコしながらの待ち時間の長い事(汗)
決勝の時間になりウェイティングエリアへ。
まだ空は大丈夫です。
このままドライで頼むよ~!なんで富士は毎回毎回こんな心配ばかりなんでしょうか。。。

わわわさんに手伝ってもらってグリッド整列。
ウォームアップラップを走ってグリッド整列… しまった!ラム圧の抜き方ちょっと失敗したっぽい、カブってしまって回転がが重いです。
もう仕方ないのでスタートに集中します。

レッドシグナルが消えてスタート!やっぱりカブっててスタートダッシュが重い!!

1コーナー飛び込む前に排気量デカい他クラスが横に並びかけましたがブレーキングで置いていきます。
前方には Take4 さんだけ、とりあえずは 2位を守っています。

ここから Take4 さん逃げるんだろうな~と思ったけど 100R で詰まる。
ヘアピンで離されるけど 300R で詰まる。
最終コーナーまでに少し差が出来たけど、ストレートは圧倒的にこっちが速い!!スリップに潜り込んでコントロールライン前にパス、1周目を制しました。
1コーナーで再びパスされるのですが、300R で詰めてストレートで再度抜き返します。
3周目も同じような展開でテールトゥノーズの超接近戦です。

3周目、エンジン的にはこちらに分があったのが分かったので、あえてスリップを使わないで試してみましたが、ピタリと張り付いていればコントロールライン前で余裕を持って前に出れます。

もしかして… 勝てるんぢゃね?4周目でちょっとそんな考えが。。。

nao はヘアピンがどうにも苦手で、そこで先行されてしまうのですが5周目からはダンロップ下の飛び込みでもパス出来る事が分かりました。
このレース、もしかして nao の方が余裕あって有利なんぢゃね!?
ここまでの全ラップでコントロールライン上では常に nao が前に居ます。
そして迎えたファイナルラップ。
勝てるかもしれない、それが現実に近づいた頃からちょっととっちらかり始めました。
欲が前に出すぎましたかね…

1コーナー突っ込むまでに Take4 さんが nao のスリップから横に出て居たんですが、再び nao が抜き返そうとしたときに週遅れの関係でラインをずらす際に左足が滑ってステップから外れてしまいました。
すぐにリカバリーしたんですがちょっと差がついてしまった。
100R で詰めて 300R でも詰めたんですが狙っていたダンロップ下では抜くに至らない!
冷静に最終コーナー回れば、今思えば普通に走れば間違いなくストレートでスリップ使ってコントロールライン上では前に出て居たんですがね…


カチボシガホシイ…
気持ちばかり前に行って、距離を走りたくなくて、とりあえず前に出たくて、最終コーナーをほぼインべたで突っ込んでしまって加速を乗せられませんでした。

このレース、唯一コントロールラインでのトップを守れなかったのが最終ラップとは(大泣)


かくして、nao のエキパー初勝利は夢の彼方へ去ってしまいました。。。
決勝2位です。
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ベストタイム:1.59,393
トップスピード:209.8km/h


いや~勝つって難しいですね、何せ経験が無いので勝てる可能性のある事を意識した瞬間から冷静でいられません。
まだまだ勝つレベルに精神が追い付いていないです… とりあえず滝に打たれる事あたりから修行する必要がありそうです。

今回参加された皆様、お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。
Machine Head お二人の一日も早い復活も待ってますよ~