HRCロガーNS400R 専用ハーネス製作


超久しぶりの工作になりますね。
果たしてまだ nao にそんな能力残っているのか?不安でしたが重い腰上げて作ってみました。

わわわさんから NS400R レーサーに HRCロガーを付けたい!と相談をいただきまして、手持ちのハーネスが NSF250R の物と RS250R の物。
どっちを使っても結局切った貼ったになってゴチャゴチャになるし、思い切って専用設計で作り直しましょう!って事で。。。

んで、実は nao MCFAJ 最終戦筑波にはとある事情で出場しませんでしたが現場には行っておりました。
その際に NS400R 実写から寸法取り。
必要な機能を聞き取りしておきました。

コンセプトはなるべくシンプルに、不要なコネクター配線は行わず、不要な機能は実装せず無駄なトラブルは誘発させない!です。
接続点やオプション類を考えると色々と仕込んでおくのが後々楽なんですが、nao が使うわけじゃないので多すぎる接続点や配線の量は後々トラブルが発生した時に大変厄介です。

先ずは材料と資料の確認。
イメージ 1

そしたら図面を引きます。
綺麗に製図しなくて良いのですが、手書きの汚いのでも絶対に図面は必要です。
これを間違えたら元も子もないのでここだけは何度も見直して慎重に書きます。
手書きで汚いですが中身が重要なんです!レーサーと同じですね、見た目ではなく中身!いや、もちろん見た目がキレイなのに越したことは無いのですが…
イメージ 2

この図面見て、オイ!って思った方鋭いです…実は後々やらかしてしまう事になりました。

そしたら先ずは RS250R 用ロガーハーネスを解体。
ベースは RS250R 用にします。
RS250R はシート下にロガー本体を搭載しますが、NS400R はそこはチャンバーが通るので駄目です。
メーターパネル下に配置するのでほぼ全てのレイアウトが変わります。
イメージ 3

一部足りない配線や部品は NSF250R のハーネスから流用。
使わない VM3,4 は削除。
VM1,2 はストロークセンサーで使うので残しておきます。

スロットルポジションセンサー(TPS)はこの段階では何を使うか未定だったので配線だけ引いておきました。
ええ、配線だけ…(汗)

一応完成!
イメージ 4

無事にわわわさんに引き渡して任務終了の筈だったのですが…
そんなに甘くありませんでした。


後日 VJ22 RGV250γのスロットルセンサーを手に入れたわわわさんによりスロットルセンサー配線を実装。

その結果…
スロットル1/3くらいで開度 100% になると(汗)

なんだそりゃ??抵抗値がまずいのかと思って計ってみるも約5Kオームで問題なし…
しばし検討するも原因思いつかず… 何だろう??

と、その時ふと気が付いてしまいました。
12V バッテリー車で 1/3 のアクセル開度!?もしかして!?

思う事があったのでちょっと依頼を出しました。
そしてニッシ~君が NSR250R マニュアルの電装ページを確認してくれました。

TPS 電圧は 5V !!

やられた… CPU の計算に使ってるからか、NSR だと PGM で 5V 作っててそれを利用している。
RS125R もそうらしい(nao RS は現在バラバラで確認不能…)

思い返してみれば、リニアポジションポット利用したサスペンションストロークセンサーの HRCロガー接続ユニットを作った時も 5V 駆動が必要で DC-DC- converter 作ったっけ!
古い話なのですっかり忘れていました。

と言う事で急遽 DC-DC converter 製作。
12V から 5V を作るのだ。
果たして nao にまだ基板を半田付けするような能力が残っているのか不安でしたが…
イメージ 5

無事完成!
イメージ 6


果たして本当にコレで間違っていないのか不安でしたが、後日わわわさんから無事に認識したと連絡がありました!良かった~

やはりやらない事はどんどん出来なくなりますね。
最近 RS125R 乗ってもタイム更新出来ず成績も伴わない訳だ…サボっちゃ駄目って事ですね。